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ノーマルD テクニカルD スペシャルD 曜日 ゲリラ・降臨 コラボ コイン その他 協力 レーダー 実施終了 旅立ちの塔火のダンジョン水のダンジョン木のダンジョン光のダンジョン闇のダンジョン試練の塔 ウルカヌ火山ネプトゥ氷河ディメテル樹林聖者の墓プルトゥ渓谷巨人の塔 ネルヴァ灼熱林メルクリア海底洞窟霊峰バッケスアポルォ双神殿ディエナ双神殿魔王の城 陽炎の塔極夜の塔森羅の塔聖者の墓 -深層- ヒュペリオ溶岩河オケアーノ大瀑布クローノス大密林レア・テミス寺院クレイアス監獄天へと続く塔 天上の海原ヴェスティーア大空洞プローセル凍土マルースクレーター空中都市ジュピテルジュノース島星空の神域 伝説龍の足跡天空龍の領域神王妃の不夜城勇者のアジト伝説の航路伝説の大地 練磨の闘技場極練の闘技場 stage1 豊穣の大地氷の大迷宮紅蓮街道名も信仰も無き神殿宵闇の森深淵の魔王城樹水の祠水火の祠炎樹の祠三界の神殿 stage2 ヒュプノ原生林ネレウスの入江ヘーメラウ火山地帯アイテール砂漠タロス奈落穴イーリスの虹の丘封印の塔風樹の塔水氷の塔猛炎の塔魔石龍の大洞窟 stage3 裏・深淵の魔王城裏・樹水の祠裏・水火の祠裏・炎樹の祠裏・三界の神殿裏・ヒュプノ原生林裏・ネレウスの入江裏・ヘーメラウ火山地帯裏・アイテール砂漠裏・タロス奈落穴 EX1 機械龍の巨大基地歴龍の大魔境戦国龍の領土龍騎姫の聖地神秘龍の史跡海賊龍の潜窟華龍の庭園蟲龍の密道 EX2 神王の空中庭園聖獣達の楽園伝説の山道伝説の丘陵伝説の空路伝説の雪渓伝説の樹海伝説の星海伝説の遺構伝説の空域マシンヘラ降臨!マシンゼウス降臨!マシンアテナ降臨!からくり五右衛門参上!マシンノア降臨! 闘技場 極限降臨ラッシュ!(百花繚乱)(百花繚乱2) 極限の闘技場極限の闘技場2極限の闘技場3運命の三針異形の存在列界の化身 裏・極限の闘技場裏運命の三針裏異形の存在裏列界の化身 超絶極限コロシアム 紅の華龍蒼の華龍翠の華龍橙の華龍紫の華龍 炎の蟲龍水の蟲龍地の蟲龍光の蟲龍闇の蟲龍 赤の丼龍青の丼龍緑の丼龍金の丼龍黒の丼龍 火の猫龍水の猫龍木の猫龍光の猫龍闇の猫龍 火と光の機甲龍水と闇の機甲龍木と雷の機甲龍 火と影の犬龍水と光の犬龍木と闇の犬龍 火と湖の古代龍雷と海の古代龍木と炎の古代龍 火と闇の鉄星龍水と光の鉄星龍木と焔の鉄星龍煌と地の鉄星龍冥と海の鉄星龍 赤の契約龍青の契約龍緑の契約龍橙の契約龍黒の契約龍 緋空の転界龍藍海の転界龍碧地の転界龍 火の護神龍水の護神龍木の護神龍光の護神龍闇の護神龍 火の宝珠龍水の宝珠龍木の宝珠龍光の宝珠龍闇の宝珠龍 火の戦武龍水の戦武龍木の戦武龍光の戦武龍闇の戦武龍 火の伴神龍水の伴神龍木の伴神龍光の伴神龍闇の伴神龍 月曜ダンジョン火曜ダンジョン水曜ダンジョン木曜ダンジョン金曜ダンジョン土日ダンジョン メタドラ大量発生!ルビドラ大量発生!サファドラ大量発生!エメドラ大量発生!ゴルドラ大量発生! 精霊の宝玉天使と死神潜在たまドラ発見!? ラグオデAコラボ【降臨】パズドラZコラボ【降臨】女神降臨!大泥棒参上!ヘラ・イース降臨!サタン降臨!ゼウス・ディオス降臨!ドラりん降臨!ヘラ・ウルズ降臨!大天狗降臨!アテナ降臨!タケミナカタ降臨!ベルゼブブ降臨!イザナミ降臨!ヘラクレス降臨!ドラゴンゾンビ降臨!ヘラ・ベオーク降臨!ガイア降臨!サンダルフォン降臨!ヘラ・ソエル降臨!ワダツミ降臨!ゼウス・ヴァルカン降臨!ノア降臨!トト&ソティス降臨!張飛参上!メフィスト降臨!カネツグ降臨!ゼウス・マーキュリー降臨!関銀屏参上!コシュまる降臨!暗黒騎士降臨!趙雲参上!グリモワール降臨!メジェドラ降臨!ディアゴルドス降臨!ソニア=グラン降臨!ゼウス&ヘラ降臨!かぐや姫降臨!スフィンクス降臨!アーミル降臨!周瑜参上!レジェロンテ降臨!インディゴ降臨!西遊記降臨!ヨルズ降臨!デウス=エクス=マキナ降臨!エーギル降臨!スルト降臨!ヘル降臨!ヘイムダル降臨!ヤマツミ降臨!サンタクロース降臨!タケミカヅチ降臨!ヘパイストス降臨!グラン=リバース降臨!ヨルムンガンド降臨!酒呑童子降臨!ハヌマーン降臨!セラフィス降臨!アグニ降臨!パズドラクロス・エース降臨!スタージャスティス降臨!リバティーガイスト降臨!パズドラクロス・アナ降臨!ケプリ降臨!コスモクルセイダー降臨!ミオン降臨!クラミツハ降臨!セルケト降臨!ラス降臨!ティターニア降臨!アザゼル降臨!ガチャドラ降臨!夏のガチャドラ降臨!ガチャドラ降臨!(ネイガチャドラ)秋のガチャドラ降臨!デモニアス降臨!エノク降臨!エルメ降臨!ルシャナ降臨!ジル=レガート降臨!クロガネマル降臨!ヘキサゼオン降臨!マンティコア降臨!ビッグフット降臨!白鯨降臨!パネラ降臨!エイル降臨!ソール&マーニ降臨!ニーズヘッグ降臨!リントヴルム降臨!マイネ降臨!ケツァルコアトル降臨!ザッハーク降臨!リベルタス降臨!チィリン降臨!シェヘラザード降臨!レイワ降臨!エリス降臨!ドロシー降臨!ブラフマー降臨!センリ降臨!ジャバウォック降臨!ヴィーザル降臨!ドット・ゼウス&ヘラ降臨!デザインコンテスト記念ダンジョン!ラジエル降臨!ニムエ降臨!ベレト降臨!ドット・ヴァルキリー降臨!ゼレンバス降臨! 【特殊】降臨系 ゼローグ∞降臨!ノルディス降臨!スカーレット降臨!ヴォルスーン降臨!リンシア降臨!ガイノウト降臨!ミル降臨! 超絶極限コロシアム ゲリラ ○○ドラ大量発生進化用~大量発生たまドラ大量発生!レアキャラ大量発生!ぷれドラ大量発生!降臨カーニバル精霊の宝玉ラッシュ!転生の間その他のゲリラ希石の神殿降臨希石ラッシュ! 覚醒素材降臨 西洋神 覚醒素材降臨!1西洋神 覚醒素材降臨!2和神 覚醒素材降臨!1和神 覚醒素材降臨!2東洋神 覚醒素材降臨!エジプト神 覚醒素材降臨!四獣神 覚醒素材降臨!北欧神 覚醒素材降臨!三国神 覚醒素材降臨!英雄神 覚醒素材降臨!天使 覚醒素材降臨!悪魔 覚醒素材降臨!戦国神 覚醒素材降臨! レーダードラゴン ヘパイストス=ドラゴン降臨!ノア=ドラゴン降臨!ガイア=ドラゴン降臨!ゼウス=ドラゴン降臨!ヘラ=ドラゴン降臨! (+297)降臨(ゼウス、ヘラ+297はレーダーのカテゴリ) 女神(+297)降臨!ヘラ・イース(+297)降臨!ゼウス・ディオス(+297)降臨!タケミナカタ(+297)降臨!ベルゼブブ(+297)降臨!ヘラクレス(+297)降臨!ワダツミ(+297)降臨! 【降臨五十音順】 あ 秋のガチャドラ降臨!アグニ降臨!アザゼル降臨!アテナ降臨!アーミル降臨!暗黒騎士降臨!イザナミ降臨!インディゴ降臨!ヴィーザル降臨!エイル降臨!エーギル降臨!エノク降臨!エリス降臨!エルメ降臨!大泥棒参上! か ガイア降臨!かぐや姫降臨!ガチャドラ降臨!ガチャドラ降臨!(ネイガチャドラ)カネツグ降臨!関銀屏参上!クラミツハ降臨!グラン=リバース降臨!グリモワール降臨!クロガネマル降臨!ケツァルコアトル降臨!コシュまる降臨!コスモクルセイダー降臨!ケプリ降臨! さ 西遊記降臨!サタン降臨!ザッハーク降臨!サンタクロース降臨!サンダルフォン降臨!シェヘラザード降臨!ジャバウォック降臨!周瑜参上!酒呑童子降臨!ジル=レガート降臨!スタージャスティス降臨!スフィンクス降臨!スルト降臨!ゼウス・ヴァルカン降臨!ゼウス・ディオス降臨!ゼウス&ヘラ降臨!ゼウス・マーキュリー降臨!セラフィス降臨!セルケト降臨!ゼレンバス降臨!センリ降臨!ソニア=グラン降臨!ソール&マーニ降臨! た 大天狗降臨!タケミカヅチ降臨!タケミナカタ降臨!チィリン降臨!趙雲参上!張飛参上!ディアゴルドス降臨!ティターニア降臨!デウス=エクス=マキナ降臨!デザインコンテスト記念ダンジョン!デモニアス降臨!ドット・ヴァルキリー降臨!ドット・ゼウス&ヘラ降臨!トト&ソティス降臨!ドラゴンゾンビ降臨!ドラりん降臨!ドロシー降臨! な 夏のガチャドラ降臨!ニーズヘッグ降臨!ニムエ降臨!ノア降臨! は 白鯨降臨!パズドラクロス・アナ降臨!パズドラクロス・エース降臨!パズドラZコラボ【降臨】ハヌマーン降臨!パネラ降臨!ビッグフット降臨!ブラフマー降臨!ヘイムダル降臨!ヘキサゼオン降臨!ヘパイストス降臨!ヘラ・イース降臨!ヘラ・ウルズ降臨!ヘラクレス降臨!ヘラ・ソエル降臨!ヘラ・ベオーク降臨!ヘル降臨!ベルゼブブ降臨!ベレト降臨! ま マイネ降臨!マンティコア降臨!ミオン降臨!女神降臨!メジェドラ降臨!メフィスト降臨! や ヤマツミ降臨!ヨルズ降臨!ヨルムンガンド降臨! ら ラグオデAコラボ【降臨】ラジエル降臨!ラス降臨!リバティーガイスト降臨!リベルタス降臨!リントヴルム降臨!ルシャナ降臨!レイワ降臨!レジェロンテ降臨! わ ワダツミ降臨! ポリンの塔太鼓の達人ECOコラボぐんまコラボCDコラボケリ姫コラボガンホーコラボガンホーコラボ【制限時間2分】神羅万象チョココラボカピバラさんコラボエヴァコラボCoCコラボグルーヴコースターコラボラグオデAコラボ【降臨】ドラゴンズドグマコラボ高岡市コラボアイルーでバザールコラボバットマンコラボアングリーバードコラボパズドラZコラボ【降臨】HUNTER×HUNTERコラボハローキティコラボパズバトコラボROコラボドラゴンボールコラボ聖闘士星矢コラボビックリマンコラボドラゴンボールコラボ2DCコミックスコラボ北斗の拳コラボ神羅万象チョココラボ2ファイナルファンタジーコラボデュエル・マスターズコラボ進撃の巨人コラボサンデーオールスターズコラボクローズコラボBLEACHコラボファイナルファンタジーコラボ2バットマンvsスーパーマンコラボるろうに剣心コラボキン肉マンコラボマガジンオールスターズコラボモンスターハンターコラボモンスターハンターコラボ2ジャスティス・リーグコラボ鋼の錬金術師コラボKOFコラボKOFコラボ幽☆遊☆白書コラボペルソナコラボマジック:ザ・ギャザリングコラボパワプロコラボガンホーコラボ2ガンホーコラボ2【制限時間2分】銀魂コラボソードアート・オンラインコラボ仮面ライダー昭和Ver.仮面ライダー平成Ver.妖怪ウォッチ ワールドFate/stay night[HF]コラボストリートファイターV AEクエストマクドナルド×ガチャドラ降臨!シャーマンキングクエストサンリオキャラクターズコラボチャンピオンオールスターズクエストサムライスピリッツクエスト コインダンジョン(配信履歴・ダンジョン一覧など) ガンホーコラボECOコラボ太鼓の達人ぐんまコラボグルーヴコースターコラボ高岡市コラボ ドラプラ大発生!伝説龍ラッシュ!天空龍ラッシュ!機械龍ラッシュ!超絶ドラゴンラッシュ!超絶ドラゴンラッシュ2! 極限ゴッドラッシュ!極限ヘララッシュ!極限デビルラッシュ!極限ドラゴンラッシュ!極限大和ラッシュ!超極限ドラゴンラッシュ!特殊降臨ラッシュ! ゼローグ∞降臨!ノルディス降臨!スカーレット降臨!ヴォルスーン降臨!リンシア降臨!ガイノウト降臨! ペンドラの里 ヘラ・ウルズ降臨!(5×4マス)ノア降臨!(5×4マス)かぐや姫降臨!(5×4マス)トト&ソティス降臨!(5×4マス)イザナミ降臨!(5×4マス) キングカーニバル集結!進化ラッシュ!!集結!レア進化ラッシュ!!降臨カーニバルたまドラの里超絶メタドラ降臨! 火のアンケートカーニバル水のアンケートカーニバル木のアンケートカーニバル光のアンケートカーニバル闇のアンケートカーニバル イベントダンジョン一覧(贈り物系)公式生放送プレゼントダンジョン一覧 降臨チャレンジ!チャレンジダンジョン!ランキングダンジョンタイムアタック降臨ダンジョン制限付き降臨ダンジョン 一度きりチャレンジ!超絶極限コロシアム無限回廊真・無限回廊絶・無限回廊超絶・無限回廊超壊滅・無限回廊 伝説龍ラッシュ!天空龍ラッシュ!機械龍ラッシュ!超絶ドラゴンラッシュ!超絶ドラゴンラッシュ2! 極限ゴッドラッシュ!極限ヘララッシュ!極限デビルラッシュ!極限ドラゴンラッシュ!極限大和ラッシュ!超極限ドラゴンラッシュ!超極限マシンラッシュ!超極限北欧ラッシュ!超極限中華ラッシュ! 白蛇の地下迷宮一層二層三層四層五層六層七層八層九層最終層 異聖の天上宮殿一階二階三階四階五階六階七階八階九階十階 緋炎の雲海都市一階二階三階四階五階六階七階八階九階最上階 王妃の舞踊神殿一階二階三階四階五階最上階 神王の天空境界一階二階三階四階五階最上階 魔神王の無間獄一層二層三層四層五層六層七層八層九層最終層 工龍契士の創玉殿一節二節三節四節五節六節七節八節九節最終節 クリスマスダンジョン私立パズドラ学園パズドラアイランドハロウィンナイトお正月ダンジョンジューンブライドダンジョン 火のアンケートカーニバル水のアンケートカーニバル木のアンケートカーニバル光のアンケートカーニバル闇のアンケートカーニバル 進化素材アンケートダンジョン進化素材アンケートダンジョン2 超極限アンケートラッシュ! リクウ降臨! アンケート1アンケート2アンケート3アンケート4アンケート5アンケート6アンケート7アンケート8アンケート9アンケート10アンケート11アンケート12アンケート13アンケート14アンケート15アンケート16アンケート17 光届かぬ悪魔の巣闇払う翼龍ブレイカーズジュエルの塔 協力プレイダンジョンの概要 2人でガッツリ スコアアタックダンジョン 極限ヘララッシュ!極限ゼウスラッシュ!極限デビルラッシュ!超極限ドラゴンラッシュ!極限大和ラッシュ!特殊降臨ラッシュ! 3人でワイワイ 協力!無限回廊協力!進化ラッシュ!協力!極限の闘技場協力!降臨ラッシュ!協力!超壊滅ドラゴンラッシュ!協力!輝空の闘技路超壊滅・無限回廊 協力!アグニ降臨!協力!スタージャスティス降臨!協力!デモニアス降臨!協力!ケプリ降臨!協力!リバティーガイスト降臨!協力!ルシャナ降臨!協力!ビッグフット降臨!協力!セルケト降臨!協力!アザゼル降臨!協力!ヘキサゼオン降臨!協力!ゼローグ∞降臨!協力!ノルディス降臨!協力!クロガネマル降臨!協力!白鯨降臨!協力!パネラ降臨!協力!エイル降臨!協力!ミオン降臨!協力!ジル=レガート降臨!協力!エノク降臨!協力!クラミツハ降臨!協力!ラス降臨!協力!スカーレット降臨!協力!ソール&マーニ降臨!協力!ニーズヘッグ降臨!協力!コスモクルセイダー降臨!協力!ミル降臨!協力!リントヴルム降臨!協力!マイネ降臨!協力!ケツァルコアトル降臨!協力!ザッハーク降臨!協力!リベルタス降臨!協力!ヴォルスーン降臨!協力!エルメ降臨!協力!リンシア降臨!協力!ガイノウト降臨!協力!ティターニア降臨!協力!マンティコア降臨!協力!チィリン降臨!協力!シェヘラザード降臨!協力!レイワ降臨!協力!エリス降臨!協力!ドロシー降臨!協力!ブラフマー降臨!協力!センリ降臨! 協力!モンハンコラボ!協力!進撃の巨人コラボ!協力!ファイナルファンタジーコラボ!協力!キン肉マンコラボ!協力!サンデーオールスターズ!協力!幽☆遊☆白書!協力!ペルソナ!協力!マガジンオールスターズ!協力!マジック:ザ・ギャザリング!協力!銀魂!協力!ソードアート・オンライン!協力!仮面ライダー!協力!妖怪ウォッチワールド!協力!Fate/stay night[HF]!協力!ストリートファイターV AE!協力!シャーマンキング!協力!チャンピオンオールスターズ!協力!サムライスピリッツ! α版 協力オリジナルダンジョン(実施終了) 超絶極限ゴッドラッシュ!α超絶極限デビルラッシュ!αチャレンジダンジョン!α絶・無限回廊 特別版α 上記のカテゴライズはメニュー欄を元に作成した仮のものです。編集はこちらから プレゼント形式(クリア1回のみ) ノエルラッシュ!光の星導機パーツダンジョンアーマードロップ連動降臨 降臨ダンジョン(協力対応) ゼウス=ドラゴン降臨!ガイア=ドラゴン降臨!ヘパイストス=ドラゴン降臨!ノア=ドラゴン降臨!ヘラ=ドラゴン降臨! X連動降臨(★6以下強化) ドラクリスト降臨!ウェルドール降臨!ラグウェル降臨! 数字龍喚士降臨 ディアラ降臨!グラト降臨!ウォレス降臨!アムネル降臨!エナ降臨! プラス降臨(クリア1回のみ) ゼウス(+297) 降臨!ヘラ(+297)降臨! 大泥棒(+99)参上!ノア(+99)降臨!コシュまる(+99)降臨!アテナ(+99)降臨!サタン(+99)降臨! その他 シバマル大量発生!デビニャン大量発生!パイレーツ大量発生!フェアリー大量発生! パズドラクロス・エース(+10)降臨!パズドラクロス・アナ(+10)降臨! 伝説の炎龍伝説の氷龍伝説の島龍伝説の機龍伝説の邪龍 炎の天空龍水の天空龍樹の天空龍光の天空龍闇の天空龍 焔の機械龍氷の機械龍風の機械龍皇たる機械龍滅びの機械龍 炎の歴龍水の歴龍木の歴龍光の歴龍闇の歴龍 火の戦国龍水の戦国龍風の戦国龍光の戦国龍闇の戦国龍 焔の龍騎姫海の龍騎姫風の龍騎姫聖の龍騎姫影の龍騎姫 炎の神秘龍水の神秘龍地の神秘龍光の神秘龍闇の神秘龍 紅の海賊龍蒼の海賊龍碧の海賊龍金の海賊龍黒の海賊龍 ヘラ降臨!勇者降臨!ゼウス降臨!ツインリット降臨!トライフルーツ降臨! 三蔵法師降臨!沙悟浄&猪八戒降臨!サーティワンコラボ チャレンジ1チャレンジ2チャレンジ3チャレンジ4チャレンジ5チャレンジ6チャレンジ7チャレンジ8チャレンジ9チャレンジ10チャレンジ10チャレンジ11チャレンジ12チャレンジ13チャレンジ14チャレンジ15チャレンジ16チャレンジ17チャレンジ18チャレンジ19チャレンジ20チャレンジ21チャレンジ22チャレンジ23チャレンジ24チャレンジ25チャレンジ26チャレンジ27チャレンジ28チャレンジ29チャレンジ30チャレンジ31 一度きりチャレンジ!1一度きりチャレンジ!2一度きりチャレンジ!3一度きりチャレンジ!4 ↑カテゴリを選んでください 極限ドラゴンラッシュ!概要 真龍界 超絶地獄級(テクニカル) 真龍界 絶地獄級(テクニカル) 攻略指南超絶地獄級 絶地獄級 精霊の宝玉イベント スコアSランク コメント 極限ドラゴンラッシュ! 概要 スペシャルダンジョン「極限ドラゴンラッシュ!」登場! (公式ページ) ノーマルダンジョン星空の神域(神々の王)をクリアしていて、かつ最大スタミナが99以上の場合のみ挑戦可能となる、高難易度のテクニカルダンジョン。 難易度は「絶地獄級」「超絶地獄級」の2種類。 初めてクリアすると魔法石を1つもらえる。 【来歴】 2014.11.15(土) 12 00 初実装 2014.12.01(月) 0 00 コインダンジョンに実装 2015.12.21(月) 協力プレイダンジョンに常設絶地獄級の消費スタミナを99→66に軽減し、超絶地獄級を追加 2016.02.25(木) 以下のように変更コインダンジョンに再び常設され、そこから一人で潜入可能になった 協力プレイダンジョンから潜入した時の消費スタミナが半分に 2016.04.28(木) 協力プレイの仕様変更に伴い、不定期降臨になったコインダンジョンは引き続き常設 【実施期間】 +(左の[+]ボタンを押すと展開します。) 2014.11.15(土) 12 00 ~ 2014.11.17(土) 11 59 『 サービス開始1000日記念イベント 』 2014.12.01(月) 00 00 ~ 2014.12.15(月) 23 59 コインダンジョン(5,000,000コイン)として実施。新たに魔法石を入手出来る。 2014.12.04(木) 00 00 ~ 2014.12.05(金) 23 59 『 3200万DL達成記念イベント 』 「精霊の宝玉」イベント実施(5、6日目テーブル) 2014.12.23(火) 00 00 ~ 2014.12.24(水) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.01.17(土) 00 00 ~ 2015.01.18(日) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.01.30(金) 00 00 ~ 2015.01.31(土) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.02.14(土) 00 00 ~ 2015.02.15(日) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.03.01(日) 00 00 ~ 2015.03.02(月) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.03.14(土) 00 00 ~ 2015.03.15(日) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施(7、8日目テーブル) 2015.07.26(日) 00 00 ~ 2015.07.27(月) 23 59 「潜在たまドラ発見!?」イベント実施 2015.08.11(火) 00 00 ~ 2015.08.12(水) 23 59 2015.08.30(日) 00 00 ~ 2015.08.31(月) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施 2015.09.17(木) 00 00 ~ 2015.09.18(金) 23 59 2015.09.29(火) 00 00 ~ 2015.09.30(水) 23 59 「精霊の宝玉」イベント実施 2015.10.09(金) 00 00 ~ 2015.10.10(土) 23 59 「天使と死神」イベント実施 2015.10.24(土) 00 00 ~ 2015.10.25(日) 23 59 2015.11.14(土) 00 00 ~ 2015.11.15(日) 23 59 2015.12.01(火) 00 00 ~ 2015.12.02(水) 23 59 2015.12.17(木) 00 00 ~ 2015.12.18(金) 23 59 2016.05.16(月) 00 00 ~ 23 59 2016.06.13(月) 00 00 ~ 23 59 2016.07.18(月) 00 00 ~ 23 59 真龍界 超絶地獄級(テクニカル) 【スタミナ:99(マルチ時50) バトル:8】獲得コインの目安 144,180 獲得経験値の目安 109,512 バトル モンスター名 HP 防御 攻撃 タ|ン 使用スキル 備考 スキル名 効果 B1 究極炎龍・ムスプルヘイム 1,806,300 1,260 49,830 3 ゴッドマグマブレス 2連続攻撃 計74,746ダメージ(HP50%以下で使用) Lv10 究極炎龍・ムスプルヘイム/宝箱(40,000)をドロップ ランダムで1体出現 炎の逆鱗 99ターンの間、攻撃力2倍(HP25%以下で使用) 究極氷龍・ニブルヘイム 1,926,300 420 - 5 大きく口をひらいた 何もしない(初回のみ1度限り、次回以降ゴッドブリザードブレスを必ず使用) Lv10 究極氷龍・ニブルヘイム/宝箱(40,000)をドロップ ゴッドブリザードブレス 10連続攻撃 計1,143,900ダメージ 究極島龍・ユグドラシル 18,300 700,000 62,640 4 ゴッドガイアブレス 2連続攻撃 計93,960ダメージ(HP50%以下で使用) Lv10 究極島龍・ユグドラシル/宝箱(40,000)をドロップ プラントネット ランダムで4体が9ターンの間、行動不能 究極機龍・ヴァルハラ 1,506,300 1,260 24,390 1 バリアフィールド 999ターンの間、状態異常無効化 Lv10 究極機龍・ヴァルハラ/宝箱(40,000)をドロップ ゴッドホーリーブレス 5連続攻撃 計36,585ダメージ(HP50%以下で使用) 究極邪龍・ヘルヘイム 1,806,300 840 40,140 2 暗黒の吐息 ドロップが真っ黒になる Lv10 究極邪龍・ヘルヘイム/宝箱(40,000)をドロップ ゴッドヘルブレス 3連続攻撃 計90,315ダメージ(HP75%以下で使用) B2 緋天蒼龍・エルドラド 1,435,050 0 - 1 天龍飛翔 先制 4,632ダメージ Lv10 緋天蒼龍・エルドラド/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で火→水に属性変更 ランダムで1体出現 緋天の息吹 3~4連続攻撃 計10,422~13,896ダメージ 冷炎 現HPの50%の割合ダメージ(HP50%未満で使用) 蒼天の息吹 2~3連続攻撃 計9,264~13,896ダメージ 蒼天夜龍・ニライカナイ 2,410,050 1,340 - 1 天龍飛翔 先制 6,972ダメージ Lv10 蒼天夜龍・ニライカナイ/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で水→闇に属性変更 蒼天の息吹 2~3連続攻撃 計13,944~20,916ダメージ(HP100%時使用) 滅びの咆哮 何もしない(HP100%未満になると使用。その後はカウントダウン(3,2,1)を行い、「ロストユートピア」を使用) ロストユートピア 5連続攻撃 計191,730ダメージ 樹天緋龍・ホウライ 2,260,050 1,340 - 3 天龍飛翔 先制 11,112ダメージ Lv10 樹天緋龍・ホウライ/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で木→火に属性変更 樹天の息吹 2連続攻撃 計33,336ダメージ 逆鱗 999ターンの間、攻撃力2倍(HP50%未満で使用) 緋天の息吹 3~4連続攻撃 計50,004~66,672ダメージ(攻撃力2倍時) 聖天樹龍・シャングリラ 1,060,050 1,340 - 2 天龍飛翔 先制 6,792ダメージ Lv10 聖天樹龍・シャングリラ/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で光→木に属性変更 聖天の息吹 5~6連続攻撃 計16,980~23,772ダメージ 茨の呪縛 フレンドが3ターンの間、行動不能(HP50%未満で使用) 樹天の息吹 2連続攻撃 計20,376ダメージ 夜天聖龍・エリュシオン 1,285,050 1,340 - 1 天龍飛翔 先制 4,452ダメージ Lv10 夜天聖龍・エリュシオン/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で闇→光に属性変更 夜天の息吹 4~5連続攻撃 計11,132~13,915ダメージ 白光 7,791ダメージ+ランダムでドロップ1色をお邪魔ドロップに変化(HP50%未満で使用) 聖天の息吹 5~7連続攻撃 計11,130~15,582ダメージ B3 灼翼の双龍帝・ワングレン 5,205,943 784 - 1 灼炎の鱗 先制 5ターンの間、状態異常無効化 Lv7 双子龍・ワングレン/宝箱(40,000)をドロップ※紅蓮の龍炎を4回→炎帝という順で繰り返し使用 紅蓮の龍炎 1,238ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(1回目)3,096ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(2回目)6,192ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(3回目)12,383ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(4回目) 炎帝 61,915ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(次の攻撃は1回目の紅蓮の龍炎に戻る) B4 凍翼の双龍帝・ベイツール 6,222,610 784 - 5 アイスエイジ 先制 5ターンの間、水ドロップが落ちやすくなる Lv7 双子龍・ベイツール/宝箱(40,000)をドロップ アブソリュート・エンド 161,040ダメージ+ランダムでドロップ1色を水ドロップに変化 B5 嵐翼の迅龍帝・スリーディア 7,340,943 0 - 1 暴風結界 先制 4ターンの間、状態異常無効化 Lv7 迅龍帝・スリーディア/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%未満で木→光に属性変更上から順にスキルを使用し、最後は天地崩嵐を繰り返し使用 迅風咆哮 15,128ダメージ+ランダムで1色をお邪魔ドロップに変化(火ドロップがある場合は必ず火ドロップを変化させる) 爪翼乱撃 4連続攻撃 計30,256ダメージ 龍巻旋封 12,102ダメージ+サブ全員が1~2ターンの間、行動不能 一時の凪 何もしない 天地崩嵐 5連続攻撃 計378,200ダメージ B6 星輝の黄龍帝・ファガン 5,903,580 952 24,949 2 龍星の輝き 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv7 星帝の黄龍・ファガンを確定ドロップ ランダムで1体出現 真・双龍掌 2連続攻撃 計49,898ダメージ(HP70%以下で使用) 真・四神乱舞 4連続攻撃 計299,388ダメージ(HP30%以下で必ず使用) 絶冥の黄龍神・ファガン 5,903,580 952 14,274 1 畏怖の波動 先制 5ターンの間、ドロップ操作時間が2秒減少 Lv7 星帝の黄龍・ファガンを確定ドロップ 冥龍波 21,411ダメージ+ランダムで1色を闇ドロップに変換(HP70%以上では通常攻撃と交互に使用)(HP70%以下では絶・双龍掌と交互に使用) 絶・双龍掌 2連続攻撃 計28,548ダメージ(HP70%以下で冥龍波と交互に使用) 絶・神滅冥龍波 42,822ダメージ+ランダムで1色を闇ドロップに変換(HP30%以下で必ず使用) 超絶キングメタルドラゴン 77,782 1,500,000 5,500 1 ハングリーアングリー 先制 5ターンの間、攻撃力2倍(通常攻撃11,000ダメージ) Lv1 超絶キングメタルドラゴンを確定ドロップ ぺろりんちょ 4,400ダメージ+ランダムで1色をお邪魔ドロップに変化(攻撃力2倍時8,800ダメージ) がぶりんちょ 275,000ダメージ(6の倍数の行動時に使用) B7 紫棘の霜龍帝・イルシックス 9,240,684 1,044 (27,361) 1 根性 特性 HP30%以上の時、大ダメージを受けてもHP1で耐える Lv6 霜龍帝・イルシックス/宝箱(40,000)をドロップ※HP50%以下で水→闇に属性変更 剛氷の鎧 先制 999ターンの間、状態異常無効化 ハイプレスクロー 現在HPの99%のダメージ アイスエッジハンマー 32,833ダメージ デストラクションブリザード 2連続攻撃 計38,306ダメージ ①暴れ狂う②憤怒の眼光 ①27,361ダメージ 全ドロップを水、回復、お邪魔ドロップに変化②お邪魔ドロップをロック(①のお邪魔ドロップをお邪魔耐性で弾いた場合、②は通常攻撃(27,361ダメージ)となる)(HP1%〜30%で一度だけ使用) アビステンペスト 5連続攻撃 計136,805ダメージ(HP1%〜30%で必ず使用) フリージングゾーン 21,889ダメージ HPを50%回復(HP1%以下で必ず使用) B8 黒天の真龍王・ゼローグ 16,412,391 16,320 - 1 光の龍鱗 先制 4ターンの間、光属性の攻撃を吸収(先制で「闇の龍鱗」とどちらかを使用、以降効果が切れるごとに「闇の龍鱗」とどちらか片方を優先的に使用) Boss Lv12 龍王・ゼローグを確定ドロップ(先制)光or闇の龍鱗のどちらかを使用(1)グラビティブレスorゼロ・ブラスト(2)真龍王の魔爪(3)ブラックディザスターの順に繰り返し使用吸収が切れるたびに光or闇の龍鱗のどちらかがランダムで割り込む 闇の龍鱗 先制 4ターンの間、闇属性の攻撃を吸収(先制で「光の龍鱗」とどちらかを使用、以降効果が切れるごとに「光の龍鱗」とどちらか片方を優先的に使用) グラビティブレス 現HPの99%のダメージ(HP30%?以上で使用) ゼロ・ブラスト 現HPの100%のダメージ(HP30%?未満で使用) 真龍王の魔爪 41,182ダメージ+ランダムでサブ1体が1~2ターンの間、行動不能 ブラックディザスター 61,773ダメージ+ランダムでドロップ1色をお邪魔ドロップに変化 ※HPは、グラビティ系を使用しての推測値です。 +モンスター別獲得Exp/コイン 出現モンスター別獲得Exp/コインまとめ モンスター名 Exp コイン 究極炎龍・ムスプルヘイム 12,040 14,700 究極氷龍・ニブルヘイム 12,040 14,700 究極島龍・ユグドラシル 12,040 14,700 究極機龍・ヴァルハラ 12,040 14,700 究極邪龍・ヘルヘイム 12,040 14,700 緋天蒼龍・エルドラド 11,950 12,800 蒼天夜龍・ニライカナイ 11,950 12,800 樹天緋龍・ホウライ 11,950 12,800 聖天樹龍・シャングリラ 11,950 12,800 夜天聖龍・エリュシオン 11,950 12,800 灼翼の双龍帝・ワングレン 6,325 8,400 凍翼の双龍帝・ベイツール 6,325 8,400 嵐翼の迅龍帝・スリーディア 6,325 8,400 星輝の黄龍帝・ファガン 13,465 13,440 絶冥の黄龍神・ファガン 13,465 13,440 超絶キングメタルドラゴン 10,500 10,500 紫棘の霜龍帝・イルシックス 30,000 15,000 黒天の真龍王・ゼローグ 23,082 23,040 真龍界 絶地獄級(テクニカル) 【スタミナ:66(マルチ時33) バトル:7】 獲得経験値の目安:45,066 or 47,184 バトル モンスター名 HP 防御 攻撃 タ|ン 使用スキル 備考 スキル名 効果 B1 究極炎龍・ムスプルヘイム 1,030,260 756 28,422 3 ゴッドマグマブレス 2連続攻撃 計42,634ダメージ(HP50%以下で使用) Lv6 究極炎龍・ムスプルヘイム/宝箱(30,000)をドロップ ランダムで1体出現 炎の逆鱗 99ターンの間、攻撃力2倍(HP25%以下で使用) 究極氷龍・ニブルヘイム 1,098,704 252 - 5 大きく口をひらいた 何もしない(初回のみ1度限り、次回以降ゴッドブリザードブレスを必ず使用) Lv6 究極氷龍・ニブルヘイム/宝箱(30,000)をドロップ ゴッドブリザードブレス 10連続攻撃 計652,450ダメージ 究極島龍・ユグドラシル 10,438 420,000 35,728 4 ゴッドガイアブレス 2連続攻撃 計53,592ダメージ(HP50%以下で使用) Lv6 究極島龍・ユグドラシル/宝箱(30,000)をドロップ プラントネット ランダムで4体が9ターンの間、行動不能 究極機龍・ヴァルハラ 859,149 756 13,911 1 バリアフィールド 999ターンの間、状態異常無効化 Lv6 究極機龍・ヴァルハラ/宝箱(30,000)をドロップ ゴッドホーリーブレス 5連続攻撃 計20,865ダメージ(HP50%以下で使用) 究極邪龍・ヘルヘイム 1,030,260 504 22,895 2 暗黒の吐息 ドロップが真っ黒になる Lv6 究極邪龍・ヘルヘイム/宝箱(30,000)をドロップ ゴッドヘルブレス 3連続攻撃 計51,513ダメージ(HP75%以下で使用) B2 緋天蒼龍・エルドラド 818,510 0 - 1 天龍飛翔 先制 2,642ダメージ Lv6 緋天蒼龍・エルドラド/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%以下で火→水に属性変更 ランダムで1体出現 緋天の息吹 3~4連続攻撃 計5,946~7,298ダメージ 冷炎 現HPの50%の割合ダメージ(HP50%未満で使用) 蒼天の息吹 2~3連続攻撃 計5,284~7,926ダメージ 蒼天夜龍・ニライカナイ 1,374,621 804 - 1 天龍飛翔 先制 3,977ダメージ Lv6 蒼天夜龍・ニライカナイ/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%以下で水→闇に属性変更 蒼天の息吹 2~3連続攻撃 計7,954~11,931ダメージ(HP100%時使用) 滅びの咆哮 何もしない(HP100%未満になると使用。その後はカウントダウン(3,2,1)を行い、「ロストユートピア」を使用) ロストユートピア 5連続攻撃 計109,360ダメージ 樹天緋龍・ホウライ 1,289,066 804 - 3 天龍飛翔 先制 6,338ダメージ Lv6 樹天緋龍・ホウライ/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%以下で木→火に属性変更 樹天の息吹 2連続攻撃 計19,014ダメージ 逆鱗 999ターンの間、攻撃力2倍(HP50%未満で使用) 緋天の息吹 3~4連続攻撃 計28,521~38,028ダメージ(攻撃力2倍時) 聖天樹龍・シャングリラ 604,621 804 - 2 天龍飛翔 先制 3,874ダメージ Lv6 聖天樹龍・シャングリラ/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%以下で光→木に属性変更 聖天の息吹 5~6連続攻撃 計9,685~11,622ダメージ 茨の呪縛 フレンドが3ターンの間、行動不能(HP50%未満で使用) 樹天の息吹 2連続攻撃 計11,622ダメージ 夜天聖龍・エリュシオン 732,954 804 - 1 天龍飛翔 先制 2,539ダメージ Lv6 夜天聖龍・エリュシオン/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%以下で闇→光に属性変更 夜天の息吹 4~5連続攻撃 計6,348~7,935ダメージ 白光 3,607ダメージ+ランダムでドロップ1色をお邪魔ドロップに変化(HP50%未満で使用) 聖天の息吹 5~6連続攻撃 計6,350~7,620ダメージ B3 灼翼の双龍帝・ワングレン 3,555,972 560 - 1 灼炎の鱗 先制 5ターンの間、状態異常無効化 Lv5 双子龍・ワングレン/宝箱(30,000)をドロップ※紅蓮の龍炎を4回→炎帝という順で繰り返し使用 紅蓮の龍炎 846ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(1回目)2,115ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(2回目)4,229ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(3回目)8,458ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(4回目) 炎帝 42,290ダメージ+ランダムでドロップ1色を火ドロップに変化(次の攻撃は1回目の紅蓮の龍炎に戻る) B4 凍翼の双龍帝・ベイツール 4,250,417 560 - 5 アイスエイジ 先制 5ターンの間、水ドロップが落ちやすくなる Lv5 双子龍・ベイツール/宝箱(30,000)をドロップ アブソリュート・エンド 110,000ダメージ+ランダムでドロップ1色を水ドロップに変化 B5 嵐翼の迅龍帝・スリーディア 5,014,306 0 - 1 暴風結界 先制 4ターンの間、状態異常無効化 Lv5 迅龍帝・スリーディア/宝箱(30,000)をドロップ※HP50%未満で木→光に属性変更上から順にスキルを使用し、最後は天地崩嵐を繰り返し使用 迅風咆哮 10,333ダメージ+ランダムで1色をお邪魔ドロップに変化(火ドロップがある場合は必ず火ドロップを変化させる) 爪翼乱撃 4連続攻撃 計20,668ダメージ 龍巻旋封 8,266ダメージ+サブ全員が1~2ターンの間、行動不能 一時の凪 何もしない 天地崩嵐 5連続攻撃 計258,325ダメージ B6 星輝の黄龍帝・ファガン 4,032,500 680 17,042 2 龍星の輝き 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv5 星帝の黄龍・ファガンを確定ドロップ ランダムで1体出現 真・双龍掌 2連続攻撃 計34,084ダメージ(HP70%以下で使用) 真・四神乱舞 4連続攻撃 計204,504ダメージ(HP30%以下で必ず使用) 絶冥の黄龍神・ファガン 4,032,500 680 9,750 1 畏怖の波動 先制 5ターンの間、ドロップ操作時間が2秒減少 Lv5 星帝の黄龍・ファガンを確定ドロップ 冥龍波 14,625ダメージ+ランダムで1色を闇ドロップに変換(HP70%以上では通常攻撃と交互に使用)(HP70%以下では絶・双龍掌と交互に使用) 絶・双龍掌 2連続攻撃 計19,500ダメージ(HP70%以下で冥龍波と交互に使用) 絶・神滅冥龍波 29,250ダメージ+ランダムで1色を闇ドロップに変換(HP30%以下で必ず使用) 超絶キングメタルドラゴン 44,456 1,500,000 5,500 1 ハングリーアングリー 先制 5ターンの間、攻撃力2倍(通常攻撃11,000ダメージ) Lv1 超絶キングメタルドラゴンを確定ドロップ ぺろりんちょ 4,400ダメージ+ランダムで1色をお邪魔ドロップに変化(攻撃力2倍時8,800ダメージ) がぶりんちょ 275,000ダメージ(6の倍数の行動時に使用) B7 黒天の真龍王・ゼローグ 6,254,722 6,800 - 1 光の龍鱗 先制 4ターンの間、光属性の攻撃を吸収(先制で「闇の龍鱗」とどちらかを使用、以降効果が切れるごとに「闇の龍鱗」とどちらか片方を優先的に使用) Boss Lv5 龍王・ゼローグ/宝箱(30,000)をドロップ(先制)光or闇の龍鱗のどちらかを使用(1)グラビティブレスorゼロ・ブラスト(2)真龍王の魔爪(3)ブラックディザスターの順に繰り返し使用吸収が切れるたびに光or闇の龍鱗のどちらかがランダムで割り込む 闇の龍鱗 先制 4ターンの間、闇属性の攻撃を吸収(先制で「光の龍鱗」とどちらかを使用、以降効果が切れるごとに「光の龍鱗」とどちらか片方を優先的に使用) グラビティブレス 現HPの99%のダメージ(HP30%?以上で使用) ゼロ・ブラスト 現HPの100%のダメージ(HP30%?未満で使用) 真龍王の魔爪 15,694ダメージ+ランダムでサブ1体が1~2ターンの間、行動不能 ブラックディザスター 23,541ダメージ+ランダムでドロップ1色をお邪魔ドロップに変化 ※HPは、グラビティ系を使用しての推測値です。 +モンスター別獲得Exp/コイン 出現モンスター別獲得Exp/コインまとめ モンスター名 Exp コイン 究極炎龍・ムスプルヘイム 7,224 8,820 究極氷龍・ニブルヘイム 7,224 8,820 究極島龍・ユグドラシル 7,224 8,820 究極機龍・ヴァルハラ 7,224 8,820 究極邪龍・ヘルヘイム 7,224 8,820 緋天蒼龍・エルドラド 7,170 7,680 樹天緋龍・ホウライ 7,170 7,680 蒼天夜龍・ニライカナイ 7,170 7,680 聖天樹龍・シャングリラ 7,170 7,680 夜天聖龍・エリュシオン 7,170 7,680 灼翼の双龍帝・ワングレン 4,518 6,000 凍翼の双龍帝・ベイツール 4,518 6,000 嵐翼の迅龍帝・スリーディア 4,518 6,000 星輝の黄龍帝・ファガン 9,618 9,600 絶冥の黄龍神・ファガン 9,618 9,600 超絶キングメタルドラゴン 7,500 7,500 黒天の真龍王・ゼローグ 9,618 9,600 攻略指南 超絶地獄級 絶地獄級との最大の差異はB7にイルシックスが追加されたこと。根性持ちで厄介な攻撃をするため難易度が跳ね上がっている。 根性発動ラインが30%なのに、発動するとHP50%まで回復するため根性を剝がすのにかなり苦労させられる。 当然のように状態異常無効を張るため、毒や威嚇も効かない。このイルシックス対策ができるかどうかが超絶地獄級攻略のカギとなる。 対応として一番楽なのは、「追加攻撃」の覚醒スキルを使うことである。 +覚醒ハクPT・ソロプレイ 【覚醒ハクPT・ソロプレイ】 LH各色軽減覚醒ハク FH闇軽減5ハク SHP5Hゼヘラ 攻撃5H覚醒オロチ 各色軽減H覚醒ロキ 闇軽減5H闇ナミ(ハイスフェルゼンでも可能だと思われるが回復力に難あり。) 封印体制は80%です。HP30,257、回復力3,978、自動回復2,500.HP満タンでワングレンの炎帝、スリーディアの爪翼乱撃、闇軽減がある場合ゼローグのブラックディザスターは耐えられます。 闇光のキャラ(ゼヘラ、ロキ)は左に寄せること。 B1~2 B2まではノースキルでも行けるが盤面が厳しい際はハクを使ってもよい。 B3 オロチのwayを活かして攻撃する。ハクのLSに修正が入っているため欠損しないことが多い。できるならスキルなしで突破。炎帝が来るターンに回復が枯渇した場合は闇ナミを使って耐えるかオロチを使う。オロチの場合は最終ターンまでは倒さないように注意。 B4 水のオチコンが発生しやすいため意外と削れる。ただしオチコンなので運が絡む。攻撃は受けられないので必要ならハクを使う。この場合はハクとロキ併用で突破する。 B5 先に闇ナミを使っておくことを推奨。B4でハクロキを使った場合はロキのエンハが残っているのでもう片方のハクを使いワンパンまたはツーパン。ロキとハク2枚が残っている場合は1ターン目にハクとロキ、2ターン目にハクで突破。 B6 誰が出てきても危なくなったらオロチを使う。 光ファガン…封印にかかったら耐久するが2ターン間隔での攻撃なので回復をしっかりすれば耐えられる。 闇ファガン…タイミング見て突破。ただし闇ドロップを生成してくるため思わず削れてしまうこと注意。 絶メタ…威嚇中にハクからの整地で闇15そろえる。かなり厳しい。絶メタはエンハ込みで闇4×3で9コンボが必要(ドロップ強化でコンボ数に変動有)なので闇15以上確保できないとかなり厳しい。 B7 耐久できそうでつらい。最初に闇ナミ使うこと推奨。半分以下に減らしてそこからゼヘラ→ロキ→ハク。 B8 筆者は闇吸収3連続でしたがどうにか耐えられるので回復枯渇に気を付けさえすればなんとか耐久可能。ただし、ゼヘラまでためている余裕はないかと思われる。 +マルチ周回用・火ツバキPT ■マルチ周回用・火ツバキPT Aチーム(ホスト側) L 究極アニマ(ドラゴン 悪魔3倍、マルチプレイ時に攻撃2.5倍) S 火ツバキ×3、ヤマトタケル Bチーム(ゲスト側) L 究極アニマ(ドラゴン 悪魔3倍、マルチプレイ時に攻撃2.5倍) S 火ツバキ×3、グラウカ Wドラゴンキラーのツバキを詰めて火ドロップが3個あれば敵をワンパンするPT アニマは無条件常時7.5倍(LFで56.25倍)で高速周回向けだが代用は効くツバキがドラゴン、グラウカが悪魔なのでこのPT編成だとほぼ最適 ヤマタケはスキブ要員 ボス戦で闇ドロップを消す役目スキブ18なので道中で適当にツバキを使っていればグラウカは溜まる 立ち回り B1~:敵は全部ドラゴンなのでワンパン。火が欠損したらツバキを使うだけ B4:ベイツールは5T湧きなので必要ならスキル溜めも可能 B7:順当に来ればAチームの手番。アニマでエンハしてワンパン(根性発動) フリージングゾーンは耐えられるのでグラウカで根性を剥がし、ワンパン B8:ヤマタケを使用し闇ドロを消し、アニマでエンハしてワンパン 光吸収なら何も問題なく倒せる。闇吸収の場合は落ちコンが来ないことを祈る 筆者が周回した限りでは、闇吸収での事故は一度も起きなかった対策したければゼロ・ブラスト用に潜在覚醒で闇軽減を張ればOK 絶地獄級 第4の絶地獄級ダンジョン。道中・ボスともにランダム要素が多いため挑むパーティによっては運ゲーになりがち。 ボスのゼローグは光と闇のどちらかをランダムで常に吸収する。場合によっては片方のみを延々と吸収し続けることも、両方を4ターンごとに交互に吸収することもある。 吸収スキルの再使用に1ターンを要するため、威嚇系スキルを使用すると通常の効果以上に攻撃頻度を下げる事に繋がる。 HP30%以下で使用する「現HPの100%ダメージ」は、パーティ内に闇軽減覚醒が1枚でもあれば死なずに済む。防御スキルや半減LSでももちろんやり過ごせる。 +覚醒ミネルヴァPT 【覚醒ミネルヴァPT】 LF覚醒ミネルヴァ S【シヴァor赤おでんor覚醒カグツチなどから1つ】、天狗、自由(強化花火用にウルズ↑↑、赤ソニアや変換要員など) Sの【】内はデブメタ対策。防御0、毒、防御減+貫通などで。 とにかく安全確実にノーコンしたい人向け編成 B1~3:全力で倒す。B4で貯め直すため、使えるスキルは使ってしまおう。 B4:天狗を使用し、耐久。パーティによっては5ターン毎に半分以上回復にパズル力を問われる場合も。 5ターンで倒せるくらいまで減らしたらリーダーを戻そう。 B5~7:全力。 B6の光ファガンは30%切ってしまうと耐えられない。デブメタは対応したスキルで。 防御軽減系スキルは上書きされるため、ミネルヴァのスキルをシヴァ、カグヅチのスキルの後に使わないこと。 LF覚醒ミネルヴァ S赤ソニア、赤ソニア、デブメタ要員(シヴァ、赤おでんなど)、ウルズ↑↑ 全員スキルマ前提。組むハードルは高いが安定して周回できる編成。B7の吸収対策に副属性闇を持つ者は左端に寄せておく。 B1~2:光か闇が出たとき以外はミネルヴァ等を使い速攻で倒す。光か闇が出たときはスキルを溜められるので非常に楽。 B3:勝手に向こうが火ドロップを作って自滅してくれるのでひたすら列で攻撃して突破。スキルは温存しよう。 B4:決戦の場。ここの突破状態次第で次が楽になるか若干運頼みになるか決まる。まず開幕強化花火でかなり削れるはず。あとは自力で削りきれれば最善だが、アイスエイジの影響もありどうにもなりそうになければ、もう片方のソニア使ってでも突破。 B5:龍巻旋封喰らうと終わりなのでそこまでに倒す。ソニアが片方残っていれば開幕変換から列で攻撃して大幅に削れる。残ってない場合でもミネルヴァを使って列で攻められれば倒せる。前の階でソニアを使い切った場合、あまりに不運かつアイスエイジが残っていると酷い盤面が連続で続く時があり、そうなるともう落ちコン頼みになり運が絡む。 B6:どれが出ても苦戦はしないはず。デブメタの場合、編成段階で対策してあるので楽勝。 B7:一番の雑魚。よほど遊ばない限りまず負けない。 +覚醒ネプチューンPT 【覚醒ネプチューンPT】 LF覚醒ネプチューンPT S 相思の天界神・ゼウス&ヘラ 覚醒ゼウス・マーキュリー 澪王妃・ヘラ・イース 霊峰の破戒神・大天狗 LF以外降臨モンスターで構成できるPT 水属性にとって鬼門であるスリーディアを安定して攻略できるがB1の出現モンスターによっては詰む可能性がある B1~2:光闇モンスターならスキルをためる ユグドラシルが出るとほぼ詰み ムスプルヘイム ニライカナイ ホウライはプラスにもよるが全力 B3:天狗のスキルがまだたまっていないならためる 炎帝が来る前に倒せそうにないなら天狗を使用してもいいが毎ターンドロップ変換されるので安定度は落ちる B4:天狗をリーダーにし、耐久。 5ターンで倒せるくらいまで減らしたらリーダーを戻そう。 B5:マーキュリーの花火→ゼウス&ヘラと究極イースのグラヴィティ+泥強 で相手の属性を変え(HP 55%*90%=49.5%) ネプチューンのエンハンスを使いワンパン B6~7:スキルを貯めなおしてスキルで撃破 絶メタの場合はもう片方のネプチューンの毒で撃破 ※ユグドラシルに関してはプラントネットを使用した場合、ネプチューンがスキルマだと次の攻撃ターンまでに毒がたまるので撃破可能だが バインドされているため今度はB2がニライカナイ、ホウライだと厳しい または天狗のスキルレベルを上げ、通常攻撃前にリーダーチェンジでき、 ネプチューンの毒がたまるまで通常攻撃であった場合(ネプチューンがスキルマだと1回)撃破可能 但しプラントネットは他の攻略情報などにはHP10%以下の場合との表記が見られるため、後者の攻略のほうが現実的を思われる +覚醒ラーPT 【覚醒ラーPT】 LF覚醒ラー S究極光カーリー 闇カーリー オロチ(どのオロチでもOK) 木自由枠 全員スキルマ推奨。安定性は高いが、Sランクはほぼ不可能。オロチのスキルをB7で使えるようにしておく。 このダンジョンでのオロチを使う戦法は、覚醒ホルスやベジット、曲芸師など他の強力な光or闇属性LFでも有効である。 下記のカーリーのスキルは光/闇どちらでもよい。ラーのスキルはB6で使えるようになっていれば、あとはどこで使ってもよい。 木自由枠について筆者はスキルマぐんまけんを使用したが、バステトやグリフォンなど、欠損せずターンが軽いなら代替可能と思われる。 プラスは不要だが、HP/回復にたくさん振ってあれば序盤・終盤の耐久が楽。 B1・B2:適当。B1がヴァルハラの場合、ここではスキル溜めをあきらめざるを得ない。 B3:1~2ターン消化後は、必要ならカーリーのスキルを使ってもよい。 B4:できるだけターンを消費して突破。カーリーのスキルは使わない。 B5:1ターン目で欠損がないなら、カーリーのスキルは2ターン目で使用したほうが安全。 B6:デブメタならラーのスキル、闇ファガンはカーリーのスキルでワンパン。 光ファガンは盤面が整うまで頑張って耐えて、整ったら攻撃。倒せなかったら2ターン目でカーリーのスキルを使う。 B7 オロチのスキルを使用。光吸収の場合はグラビティブレスを受けてから使用すれば、攻撃に3ターン使うことができる。 闇吸収の場合は闇カーリーの場所や自由枠の複属性にもよるが、特に問題なく倒せるはず。 途中で四神が出た場合のみ運が絡む。スキルを封じられたら5ターン耐久。 木自由枠のスキルを諦めてペルセウスを入れるのも手か。 +覚醒バステトPT LF覚醒バステト S 火劉備、木諸葛亮、封印耐性+木変換持ち×2(ミカエル、木ライダー、ヴェルダンディ、覚醒メイメイあたりから2体 or ペルセウス ペルセウスを使う場合はあと1体なんでもよいので木変換要因) B5~B7は毎階変換を使い一撃で粉砕したいのでなるべく温存する事。 ノーコンできるかはパズル力が全て。 変換要因は全てスキルマ必須。 HPはスリーディアの爪翼乱撃を耐えられる20,669くらいは欲しい。 B1 攻撃される前に倒す。バステトあたりのスキルを使って火力を上乗せしても良い。 B2 溜まっていないスキルがあればここで溜める。2wayを交えれば9倍でも倒せる。 B3 5ターン以内に倒す。2wayを交えた16倍を連発すれば比較的余裕で突破できるが、難しいなら変換を使う。 その場合、変換後にワンパンせずギリギリまで粘ってから倒すなどの工夫が必要。 B4 B3で変換を使った場合はここで溜め直し、あと1で突破。 B5 変換を使い16倍でワンパン。HPが少ない場合は何としても2ターン以内に倒す。 B6 基本は変換を使い16倍でワンパン。 光ファガン:HPを削りすぎなければスキルを溜め直せる余裕はある。 闇ファガン:操作時間減少はバステトのスキルで打ち消そう。 こちらもHPを削りすぎなければ幾許かのスキル溜めは可能。 絶メタ:諸葛亮のスキルを使い防御を崩せば比較的楽に貫通できる。 陣持ちを残していればお邪魔ドロップも怖くない。 B7 劉備のスキルを使い16倍でワンパン。 +ナッパ狼・要育成2体のみ・勝率36%〜60% L サイヤ人・ナッパ(レベルマ) F 光アマテラス(レベルマ、回復+99、HP+0) Sゼウス ヘラ×3(全てLv5以下) 闇の上忍(レベルマ、余裕があれば攻撃+99推奨) 全員覚醒不要・スキルLvも1でよい。 自動回復量は6594。ナッパの踏ん張りはHP70%以上でないと効かないため、最大HPを9420以下にしなければならない。サブはできる限りレベルを低くすること。上記パーティでゼウス ヘラが全てLv5の場合、HPは9318になる。 1F〜2Fの相手次第で詰む。逆にここで詰まなければ勝利確定。ノーコンチャレンジなどで一回クリアだけしたい人向けのパーティ。 四神は4F以外ならどこで乱入されても問題ない。HP20%切らないようにスキルを溜めて、ゴッグラ1発→ナッパ。4Fで乱入されると5Fが突破不能になる。 2015/04/04の明星の仕様変更により、闇の上忍もレベルマかそれに近くすることが必要になった。余裕があれば攻撃+99を振ってやると2Fを確実に突破可能になる。 立ち回り 1F…ムスプルヘイム・ヴァルハラ・ヘルヘイムが出れば突破可能。ニブルヘイム・ユグドラシルは出た瞬間詰み。 ムスプルヘイム・ヴァルハラ…HP50%切るまでに全スキルを溜め、50%手前で完治→ゴッグラ1発→ナッパ。ムスプルヘイムの場合はHP14077残るが、攻撃上昇の猶予があるので6ターン以内に通常攻撃で削り切れる。 ヘルヘイム…HP75%切る前に全スキルを溜め、75%手前から同上。 ニブルヘイム…最初から連続攻撃なので突破不能。 ユグドラシル…どうやっても貫通できない(攻撃+99明星でも無理)。ゴッグラを当ててもHP50%以下から連続攻撃なので突破不能。 2F…エルドラド・シャングリラ・エリュシオンが出れば突破可能=クリア確定。ニライカナイ・ホウライが出た場合、闇の上忍が攻撃+0だと盤面が良くないと突破不可能。+99なら問題なし。 エルドラド・シャングリラ・エリュシオン…開幕ゴッグラ2発と明星で倒せる。 ニライカナイ・ホウライ…闇の上忍がプラス無振りの場合は、開幕で同上しても倒しきれない。ニライカナイの場合はHP108026(闇なので光弱点)を4ターンで、ホウライの場合はHP82146を6ターンで、低レベルモンスターの通常攻撃(闇上忍以外の倍率1.5倍)で削り切らなければ勝てない。潤沢に光・闇ドロップが存在していれば突破できなくもないが、ドロップが足りないと倒しきれずにやられる。ただし闇の上忍が攻撃+99であれば、ホウライはスキルだけで確定撃破、ニライカナイもHP9026しか残らないので余裕で撃破できる。 3Fと4F…ドロップを消し忘れなければ絶対にやられない。適度にゴッグラやナッパを使って削り倒す。4F突破時に全スキルを用意。 5F…開幕ゴッグラ3発→ナッパ→明星で倒し切れる。 6F…どれが出ても問題なし。 光ファガン・闇ファガン…HP70%切る前に全スキルを溜め、70%手前からゴッグラ3発→明星で倒せる。 デブメタ…貫通できないが絶対にやられない。ゴッグラがたまり次第撃ち、1ダメ連打で無理やり削り切る。ちなみにHP44456に対してゴッグラ3発を3回、計9発叩き込むと、HP204まで減る。 7F…基本的にやられない。適当にスキルを使って倒すが、間違えて吸収されるスキルを打たないよう注意。 +覚醒シヴァPT LFシヴァ S 木曹操、ヤマタケ、覚醒レイラン(ウルド)、5~6ターン変換枠(火ヴァル、千代女、ミニ千代女、ミネルヴァ、マミヤのどれかが理想) バステトに比べると瞬間火力は一歩譲るものの、変換一つで容易にフロアを突破可能で、苦手なベイツールも5ターンあれば充分倒しきれ、さらに無理なく封印耐性を100%にできるためかなり相性がいい。カグツチを入れても強いが、闇を持っているので使いたければ左に寄せること。マミヤ、ヴァルにも言えることだが、マミヤは闇軽減を持っているのでゼロブラストで死なないため、持っていれば即採用して良い。 相応のパズル力は必要なものの、ハマればサクサク突破できるためSランクも狙いやすい。 ボスは2wayで仕留めるのもいいが、列を組んで攻撃したほうが確実なときもある。自身のプレースタイルに合った方法で試してみるといい。 1F...誰が出てこようがやられる前にやればいい。火ドロップが4個以上あれば2way込みの6コンボでユグドラシルを容易に貫通できる。ミネルヴァがいればより安心。ただしヘルヘイムは1ターンで出てきたときは迂闊に攻撃せず、やり過ごしてから仕留めるように。 2F...ニライカナイも余裕をもって倒せるため注意すべき点は特に無し。 3F...ザコ。勝手に火を作ってくれるので遠慮なく使わせてもらおう。 4F...山場。初手軽変換である程度削る。基本的にターン終わりで降ってきた火ドロップだけで押し切ることができるが、危なくなったら曹操のスキルで倒す。ただし盤面によってはコンボが組みづらいことがあるため使い所は盤面と相談しよう。 5F...属性有利なため倒すのは楽。盤面次第でスキル無しで倒すのもアリ。 6F...以下の通り。 光ファガン...封印は効かないが、70%以下は耐えられないので、2ターンの間隔ををうまく利用して変換で確実に仕留める。 闇ファガン...畏怖の波動が厄介。このパーティは上書きできないので、シヴァの時間延長に慣れていると思わぬミスが起こることも。曹操で威嚇しつつ火のコンボを決めて倒そう。 デブメタ...楽勝。シヴァのスキルを使えば防御力を375000まで落とせる。これなら火4個消し1コンボ+5コンボで確実に倒せる。 7F...レイランヤマタケシヴァで火の2列込みの6コンボで確実。列で行きたい人はこれでいい。カグツチがいれば2way押ししてもいいが、ゼロブラスト対策がなければグラビティを受けてから倒しにかかろう。 精霊の宝玉イベント + 精霊の宝玉データ バトル モンスター名 HP 防御 攻撃 タ|ン 使用スキル 備考 スキル名 効果 天導の朱雀・レイラン 2,483,763 372 10,558 1 封印の波動 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv1 火の宝玉を確定ドロップ イベント時のみ道中で稀に単体で出現 南方七星陣 7連続攻撃 計59,122ダメージ(HP20%以下で必ず使用) 命護の青龍・カリン 2,483,763 372 10,558 1 封印の波動 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv1 水の宝玉を確定ドロップ 東方七星陣 7連続攻撃 計51,737ダメージ(HP20%以下で必ず使用) 地鎮の玄武・メイメイ 2,483,763 372 10,558 1 封印の波動 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv1 木の宝玉を確定ドロップ 北方七星陣 7連続攻撃 計22,169ダメージ(HP20%以下で必ず使用) 極光の麒麟・サクヤ 2,483,763 372 10,558 1 封印の波動 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv1 光の宝玉を確定ドロップ 四源の舞 4連続攻撃 計84,464ダメージ(HP20%以下で必ず使用) 霊護の白虎・ハク 2,483,763 372 10,558 1 封印の波動 先制 5ターンの間、スキル使用不可 Lv1 闇の宝玉を確定ドロップ 西方七星陣 7連続攻撃 計51,737ダメージ(HP20%以下で必ず使用) ※HPは、グラビティ系を使用しての推測値です。 + 出現テーブル 期間中、3時間毎に 火→水→木→光→闇 という順で出現する模様。 異なるラッシュでも連日で開催された場合、テーブルはリセットされない。(例:11月6~7日にゴッドラッシュ、11月8~9日にヘララッシュが開催された場合、ヘララッシュは3日目のテーブルから) 以下は0:00からラッシュが開催された場合の出現テーブル。 1,6日目 -2 59 -5 59 -8 59 -11 59 -14 59 -17 59 -20 59 -23 59 2,7日目 -2 59 -5 59 -8 59 -11 59 -14 59 -17 59 -20 59 -23 59 3,8日目 -2 59 -5 59 -8 59 -11 59 -14 59 -17 59 -20 59 -23 59 4日目 -2 59 -5 59 -8 59 -11 59 -14 59 -17 59 -20 59 -23 59 5日目 -2 59 -5 59 -8 59 -11 59 -14 59 -17 59 -20 59 -23 59 ※6日目は1日目のテーブルに戻る スコアSランク Sランクを取るにはスコア50,000が必要。(スコア計算表) コメント ※ここはフレンド募集をする場ではありません、フレンドコード交換へどうぞ。 ※ゲリライベント開催日時についてのやり取りは「不正プレイ禁止」の観点からご遠慮ください。(ただし、公式発表されたものを除きます。) ※ここはPT診断をする場ではありません、チーム編成・報告診断へどうぞ。 続き裏エリュシオン闇セシルの闇無効パでクリア -- 2017-02-27 18 16 02 裏エリュシオンと闇セシルは闇軽減の覚醒の為で実質飾り -- 2017-02-27 18 18 01 超絶もジュリパで危なげなくクリア出来るね。イシルックスも余裕で耐えるw強過ぎ。オロチのスキルすら要らんな。陣一度だけしか使わんかった。 -- 2017-03-07 13 37 04 酷いサブだけどオロチ付きジュリでいけた。イルシックソのところ4回中4回オチコン乗りすぎ。普段そんなにコンボ乗せないくせによ。 -- 2017-06-08 20 02 23 イルシックソって、根性ラインと発狂ラインが同じなんだな。普通に根性剥がすと発狂で即死するのかw -- 2017-11-15 19 45 12 藍染パにキリ入れてスクルド仕込んでいけば簡単に終わる。やさしいせかい。 -- 2017-11-16 01 00 58 イルは発狂ラインで1ターン待つよ。まあ、水パでないならスキル必要だし追撃の方が楽。昔は青ソニアで殴り合ってた害悪とまで呼ばれた敵が今では足止めにもならないなんてな。 -- 2017-11-16 08 31 35 ああ、クソむかつくなぁ。。対策、対策のイタチごっこ -- 2017-11-19 23 38 19 30%で根性ってなんだよ。それリーダースキルに使わせろよ -- 2017-11-19 23 40 38 ↑懐かしの虹番ゾンビを思いだすな… -- 2018-02-28 20 42 07 コメント すべてのコメントを見る
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前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十二話「ある教師の墓標」 異次元人ヤプール人 異次元超人カブトザキラー 火炎超獣ファイヤーモンス ミサイル超獣ベロクロン 一角超獣バキシム 蛾超獣ドラゴリー 登場 『うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』 「ゼロぉッ!!」 カブトザキラーの放ったM87光線の引き起こした爆発に呑まれたゼロ。絶叫するルイズ。 一方、攻撃を指示したヤプールはけたたましく高笑いする。 『うわはははははははぁ――――――――! 見たか、カブトザキラーの威力を! ウルトラマンゼロ、 今度ばかりは貴様の最期だッ!』 黒煙の中に姿が消えたゼロはどうなったのか。まさか……最悪の想像をしてルイズたちは戦慄する。 『……っはぁッ!』 しかし、最悪の想像は破られた。煙が晴れると、うずくまっていたゼロが雄々しく立ち上がった。 カラータイマーが赤く点滅しているが、まだ倒れてはいない。 ヤプールはゼロを仕留め切れなかったことに舌打ちする。 『ちッ、ウルトラ戦士は本当にしぶといものだな』 『テメェらに言われたくはねぇな、ヤプール!』 ゼロの戦意は折れていない。ゼロスラッガーを両手に握り締めると、カブトザキラーに 猛然と斬りかかっていく。 『うおおおおぉぉぉぉぉッ!』 『メビュームナイトブレード!』 対するカブトザキラーは右腕より濁った色の光剣を伸ばし、スラッガーの斬撃を受け止める。 『せぇぇぇぇいッ!』 ゼロは連続で斬りつける技、ゼロスラッガーアタックで攻めるも、カブトザキラーは巧みな 剣さばきで全ての斬撃を防ぎ切った。更に左手の巨大ハサミでゼロの胸を切り上げて、カウンターを食らわせる。 『ぐはぁぁぁッ!』 ハサミの一撃は強力で、ゼロは吹っ飛ばされて大地を転がった。カブトザキラーは追撃しようと歩み寄るが、 「シェアッ!」 ゼロが倒れたままでビームゼロスパイクを発射。カブトザキラーの胸部のクリスタルに直撃し、 スパークを起こしたカブトザキラーはその場で片膝を突く。 『ぐ、ぐぐ……!』 どうにか一撃を与えることは出来たが、ゼロのダメージも色濃い。起き上がるのも必死な状態になっていた。 苦戦しているのはゼロだけではなかった。他の三人も超獣の絶大な破壊力の前に押されつつあった。 「グロオオオオオオオオ!」 『うぅッ……!』 ベロクロンが口から高熱火炎を吐き出して、ミラーナイトを熱で苦しめる。追い詰められる ミラーナイトの姿が突然割れた。鏡に映った虚像であった。 「グロオオオオオオオオ!」 十八番である鏡のトリックによる奇襲を仕掛けようとしたミラーナイトだったが、ベロクロンは 全身の突起からミサイルを大量に、360度全てに発射。自身を取り囲んだ鏡を全て破壊する。 『うわぁぁぁッ!』 ミラーナイト本体もまたミサイルの爆撃を食らい、地面に投げ出された。すぐに起き上がるが、 ベロクロンの投げつけた光輪で縛られて身動きを取れなくされる。 「グロオオオオオオオオ!」 『あああああああッ!』 ベロクロンは指先からのレーザーで追撃。ミラーナイトはまたも横転した。様々な敵を破った ミラーナイトの鏡の術だが、ベロクロンには通用しないのだった。 「ギョロロロロロロロロ!」 『うおおぉぉぉッ!』 ジャンボットはドラゴリーのぶちかましを食らって倒された。ドラゴリーは超獣の中でも 随一の怪力の持ち主であり、鋼鉄のロボットであるジャンボットでもその打撃を受け切ることは出来なかった。 「ギョロロロロロロロロ!」 ドラゴリーは仰向けに倒れたジャンボットの顔面を鷲掴みにして、首をもぎ取ろうとする。 『ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!』 首がメリメリと嫌な音を立てる。ドラゴリーの握力はロボットの彼でも耐え難いほどであった。 ジャンボットはたまらず絶叫を上げた。 「ア――――――――オウ!」 ファイヤーモンスは口からロケット弾を発射し、グレンファイヤーの背面に浴びせかける。 更に反対側からは、バキシムが鼻先と両手よりバルカン砲を連射する。 「ギギャアアアアアアアア!」 『うおぉぉあああぁぁぁぁッ!』 挟み撃ちにされ集中砲火を食らうグレンファイヤーが悲鳴を上げる。と、ファイヤーモンスは 不意に攻撃を途絶える。 「ア――――――――オウ!」 そしてあろうことか、学院の方に歩み寄り始めた! 『まっ、待てこの野郎ッ!』 今は他にファイヤーモンスの進撃を止める者がいない。グレンファイヤーはファイヤーモンスへ 飛び掛かろうとするが、 「ギギャアアアアアアアア!」 そこに身を屈めたバキシムが、頭頂部の角を発射! 『ぐああぁぁぁッ!』 直撃と爆発を食らったグレンファイヤーは撃ち落とされてバッタリと倒れた。 「ギギャアアアアアアアア!」 バキシムは倒れた彼の上に馬乗りになって、トゲの生えた平手で激しく殴りつける。 『うがぁッ! く、くそぅッ!』 グレンファイヤーが止められている内に、ファイヤーモンスが学院の人々に襲い掛かってしまう! 「ア――――――――オウ!」 「い、いやぁぁぁぁッ! 怪獣が来るぅぅぅぅぅぅぅぅッ!」 中庭で消火活動に当たっていた女子生徒が、ファイヤーモンスに見下ろされたことで恐怖の金切り声を発した。 「皆の衆、学院の中に退避するのじゃ! 早く、早くッ!」 オスマンが急いで呼びかけ、生徒たちを塔の中へ誘導する。しかし、 「アニエス、立ちなさいよ! 逃げないと殺されるわよ!?」 「あ……あぁ……!」 アニエスが未だ腰を抜かしたまま、立ち上がれないでいる。ルイズが何度呼びかけようと、 正気に戻らない。ファイヤーモンスはもうすぐそこまで迫っている。 「もう、しょうがないわね! タバサ!」 痺れを切らしたキュルケとタバサがレビテーションを掛け、アニエスを運搬しようとする。 だが判断が少しばかり遅かった。 「ア――――――――オウ!」 ファイヤーモンスが四人に向けて高熱火炎を吐き出したのだ。 「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」 ギリギリ直撃は受けなかったが、爆風によってルイズ、キュルケ、タバサが吹き飛ばされた。 ドテッと投げ出されたアニエスを、ファイヤーモンスが睨む。 「ア――――――――オウ!」 「ひぃッ……!」 アニエスは引きつけを起こしてガタガタ震えるばかり。過去のトラウマを呼び起こされた今の彼女は、 無力な子供同然となってしまっている。 ファイヤーモンスはそんな彼女を容赦なく焼き殺そうと、口を開く……! 「アニエスくーんッ!」 そこに飛び込んできたのは、コルベール。アニエスを背にしてかばい、勇敢にファイヤーモンスに立ちはだかる。 「はッ……!?」 コルベールにかばわれたことで、アニエスはようやく正気に戻った。ダングルテールの虐殺を 引き起こした部隊の隊長に守られているという事実が、彼女の意識をはっきりとさせた。 「やめろッ! わたしの故郷を焼いた貴様に助けられたくはない! わたしの盾になどなるなッ!」 「わたしに助けられたくないのなら、早く逃げなさい!」 アニエスが叫ぶも、コルベールはその場を動こうとしない。 「くッ、何故こんな真似をする! 罪滅ぼしのつもりか!? わたしをかばって、許しを得ようとでもいうのか!」 詰問すると、コルベールはファイヤーモンスから目を離さないまま苦笑した。 「そうかもしれない。だが……きみに死んでほしくないという気持ちだけは、本物のつもりだよ!」 「……!」 それを聞いた時、コルベールの背中を見つめたアニエスは、古い記憶が呼び覚まされた。 ダングルテールが焼き払われた時、幼い自分は瀕死の状態だったが、誰かに背負われて 逃がされたことで生き延びた。その時の背中が……今目の前にあるものと同じだと、本能的に理解をした。 「くぅッ……!」 アニエスの足に力が入り、その場から逃げ出そうとする。 しかしその行動は、わずかに遅かった。 「ア――――――――オウ!」 とうとうファイヤーモンスが地獄の業火を吐き出した! このままではアニエスが焼き殺されてしまう! 「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉッ!!」 コルベールは残った精神力を全て振り絞って、杖から炎を発した。ファイヤーモンスの火炎を 押し戻して時間を稼ごうというのだ。 そのお陰でアニエスはぎりぎり退避が間に合ったが……コルベールの炎は押し返されて、 彼は業火に呑まれた。 「――ッ!」 コルベールの叫び声が、炎のうねりにかき消される。 「先せぇーいッ!!」 ルイズが、キュルケが、タバサが、オスマンが……アニエスが、唖然となった。 『し、しまったッ!! ちくしょぉうッ!』 ようやくバキシムを突き飛ばしたグレンファイヤーだったが、コルベールが火炎に呑まれたところを 目の当たりにしてしまう。ギリギリと拳を握り締め、怒りの炎を焦がした。 『テメェェェーッ! 許さねぇぞぉぉぉぉぉッ!』 「ア――――――――オウ!」 グレンファイヤーは更なる犠牲者を出そうとしていたファイヤーモンスに背後から掴みかかり、 学院の前から投げ飛ばした。 ファイヤーモンスはすぐに起き上がってグレンファイヤーに火炎攻撃を繰り出すが、 彼は鍛え抜かれた胸板でそれを受け止める。 『何が究極の炎だ! こんなもん、俺の炎でぶっ飛ばしてやらぁーッ!』 グレンファイヤーは全身を燃え上がらせてファイヤーモンスにまっすぐ突撃。炎を纏った 体当たりを食らったファイヤーモンスが赤熱する。 「ア――――――――オウ!」 瞬く間に臨界点を超えたファイヤーモンスは木端微塵に爆散した。一体化したメンヌヴィルも 当然爆死。あまりに呆気ない最期であった。 グレンファイヤーの逆転に当てられたかのように、他のメンバーも猛反撃を行う。 「グロオオオオオオオオ!」 『はぁッ!』 ベロクロンがミサイルを発射しようと口を開けた瞬間に、ミラーナイトがすかさずミラーナイフを放った。 光刃はベロクロンの口内に吸い込まれる。 「グロオオオオオオオオ!!」 その衝撃で体内のミサイルが誘爆。ベロクロンは全身から黒い煙を噴いて立ち尽くした。 『シルバークロス!』 そしてミラーナイトが必殺攻撃を繰り出し、ベロクロンは十字に切断されて跡形もなく爆裂した。 『ビームエメラルド!』 「ギョロロロロロロロロ!」 ドラゴリーに頭部をもがれそうになっていたジャンボットは、一瞬の隙を突いてビームエメラルドを発射。 至近距離から光線を食らったドラゴリーが大きくひるむ。 『よくもいたいけな命を……許せん! ジャンナックル!』 コルベールの犠牲に燃えるジャンボットが飛ばしたパンチは普段以上の勢いで、ドラゴリーの脇腹を ぶち抜いて風穴を開けた。 「ギョロロロロロロロロ……!」 『ジャンブレード!』 フラフラと足元がおぼつかなくなったドラゴリーに、ジャンボットが剣をすれ違いざまに 水平に振るう。それにより、ドラゴリーは逆に首を切り落とされた。 『これで終わりだッ!』 そしてとどめにビームエメラルド。ドラゴリーは徹底的にやられ、粉微塵にこの世から消し飛んだ。 『何だとぉ! くそ、不甲斐ない超獣どもめが!』 立て続けに部下がやられたヤプールは激昂。カブトザキラーに命令を下す。 『こうなれば、ウルトラダイナマイトで辺り一面を消し飛ばしてくれるッ!』 ヤプールの命により、カブトザキラーの全身が赤熱し始めた。自爆してこの場の全員を 抹殺しようというつもりか。 『そんなことさせるかぁぁぁぁぁッ!』 しかし、それをみすみす許すゼロではない。真正面から超速で踏み込み、正拳突きでカブトザキラーを殴り飛ばす。 『うおおおおぉぉぉぉぉぉッ!』 更にゼロツインソード・デルフリンガースペシャルを作り出し、カブトザキラーへと駆け出していく! カブトザキラーはそれを迎え撃とうと、ハサミを大きく振るう。ゼロツインソードDSと殺人ハサミが交差した。 『……!』 カブトザキラーの背後へと走り抜けたゼロ。その足が崩れ、片膝を突く。 『ぐッ……!』 一方で、カブトザキラーは――頭から股にかけて一本の線が走り、身体が左右に真っ二つに裂けた。 バックリと割れたカブトザキラーの残骸が爆発を起こし、超人ロボットが粉々に吹っ飛んだ。 『おのれぇぇぇぇぇ! ここまでかッ!』 切り札のカブトザキラーも失ったヤプールは激怒するも、最早勝ち目がないことは理解していた。 そのため、唯一生き残っているバキシムに指示を飛ばす。 『バキシム、戻れぃッ! ウルティメイトフォースゼロめ、この礼は近い内にたっぷりしてやるぞぉッ!』 「ギギャアアアアアアアア!」 またしても空間が割れ、バキシムがその中へ引っ込もうとする。 『待ちやがれぇッ!』 グレンファイヤーが火炎弾を飛ばしたが、バキシムが退散する方が早かった。割れた空間が閉じ、 火炎弾は空振りしてしまう。 『くそぉッ……!』 強く悔しがるグレンファイヤー。ルイズは、バキシムの消えていった何もない空間を呆然と見つめた。 以前ゼロたちは、異次元人ヤプールにはこちらから手出しすることが出来ないと語っていたが、 ルイズはそれに疑問を持っていた。様々な超能力を持つゼロならば、敵がどこにいようと追撃が 出来るのではないか、と。 しかしその考えは、たった今砕かれた。空を割るなんて非常識にも程がある現象を引き起こす相手を、 どうやれば追跡することが出来るのか見当もつかない。 ヤプール人。自分たちが敵対している者たちの黒幕の脅威、その片鱗を見せつけられた。 『ぐぅぅッ……!』 カブトザキラーを打倒したゼロがその場に片膝を突く。今回ばかりは、限界ぎりぎりまで エネルギーを消耗したのだ。それでも残った力を全て振り絞り、ウルトラ念力で学院を取り巻く 火災を鎮火すると、巨体が縮んで才人の姿に戻っていく。もう飛んで帰る力も残らなかったのだった。 ミラーナイト、ジャンボット、グレンファイヤーは空を飛んで帰還していく。戦いには勝利した彼らだが、 その面持ちは暗かった。戦いの犠牲者が出てしまったからだ……。 「うぅ……」 「サイト!」 才人が疲弊し切った身体に鞭打って中庭に戻ると、ルイズが慌てて駆け寄った。才人は彼女に問いかける。 「こ、コルベール先生は……?」 「……」 悲痛な表情を浮かべたルイズの見やった先に、コルベールは倒れていた。 全身大火傷を負っている。モンモランシーやタバサを始めとしたメイジが必死に治癒魔法を 掛けているが……効果が出ているようには見えなかった。 その時、コルベールの前にアニエスがゆらりと幽鬼のように立った。握り締めた剣を彼に突きつける。 「ちょっと! なにしてるのよ!」 泡を食うキュルケやルイズらの怒号を無視し、アニエスがコルベールに問う。 「なぜ我が故郷を滅ぼした? 答えろ」 「やめて! 怪我してるのよ! 重傷なのよ! しゃべらせないで!」 モンモランシーが制止するが、アニエスは質問をやめない。 「答えろ!」 コルベールはかすれた声でつぶやく。 「……命令だった。疫病が発生したと告げられた……。焼かねば被害が広がると、そのように 告げられた。仕方なく焼いた」 「……それは嘘だ」 「ああ……気づくのが遅すぎた。要は“新教徒狩り”だったのだ。わたしは毎日罪の意識にさいなまれた。 あいつの……、メンヌヴィルの言ったとおりのことを、わたしはしたのだ。女も、子供も、見境なく焼いた。 許されることではない。忘れたことは、ただの一時とてなかった。わたしはそれで軍をやめた。二度と炎を……、 破壊のためには使うまいと誓った……」 「……それで貴様が手にかけた人が帰ってくると思うか?」 コルベールは首を横に振り……目を閉じて動かなくなった。 絶望する才人。もう、コルベールの命を助ける手立てはない。ゼロとグレンファイヤーは もう人間と一体化しているし、ミラーナイトは二次元人のハーフという特異な体質故、 二人と同じことは出来ない。コルベールの命は消えゆく一方だ……。 しかし、アニエスはコルベールめがけて剣を振り上げる。それを慌てて止めようとするルイズ、才人。 「アニエス、やめなさい! 先生はあなたを、身を挺して助けてくれたじゃないの!」 「アニエス! 不必要な復讐はしないって、誓ったんじゃないのかよ!」 だが、アニエスは狂乱して二人を振りほどく。 「黙れ! わたしはこの日のために生きてきたのだ! 二十年だ! 二十年もこの日を待っていたんだ!」 アニエスの瞳の中に垣間見えた、深すぎる憎悪の色に、才人が思わず怖気だった。アニエスは 数いる騎士の中でも特に高潔な人物なのに……憎しみは、これほどに人を変えてしまうものなのか。 呆然となった才人たちに代わり、コルベールの手首を握ったキュルケが彼をかばう。 「お願い、剣をおさめて。……もう死んだのよ」 そのひと言でアニエスは立ち尽くし……全身の力が抜けて膝をついた。 「わ、わたしは……わたしは……仇に二度も救われて……それも死んで……何のために、今日まで……!」 「……恨むな、とは言わないわ。でも、せめて祈ってあげて。確かにコルベール先生はあなたの 仇かもしれないけど……、今は恩人でしょう。彼は身体を張ってあなたを救ってくれたのよ」 苦しそうな声でキュルケが言った。アニエスは小刻みに震え、嗚咽を上げ続ける。 戦いに勝ったにも関わらず、誰の心にも暗い影が差し込んでいた。 波乱の夜が明けた。とうとう、才人とルイズがゼロ戦で出発する時が目前に迫っていた。 「……先生、俺とルイズは行きます……戦争をしに」 才人は学院の庭の片隅に設けた、質素な墓標に向けて告げた。 才人が作った、コルベールの墓だ。手作りで、とても人の墓とは思えない出来だが、才人は形だけでも コルベールを弔わないとどうしても気が済まなかった。 「……サイト、ゼロセンの中に、コルベール先生からの手紙があったわ」 才人の元へルイズが、手紙を片手に歩いてきた。 「手紙?」 「うん。読む?」 頷く才人。ルイズは手紙を広げて、ルーン文字の読めない才人に代わって朗読する。 コルベールからの手紙には、ゼロ戦を出来得る限り修理したこと、多分飛行に問題はないこと、 機銃の弾の量産は無理だったので代わりの兵器を搭載したことなどが記されていた。 ゼロ戦の説明書までついている。 そして最後に、コルベールはこんなことを綴っていた。 「サイトくん、きみに頼みごとがある。いや、変なことじゃない。頼みごとというのは、わたしの夢のことだ。 わたしの夢、それは、魔法でしかできないことを、誰でも使えるような技術に還元することだ。 いつしか誰もが使えるような立派な技術を開発することだ。 これは言うか言うまいか悩んだことだが、話しておこう。わたしはかつて、罪を犯した。 大きすぎる罪だ。その罪を贖おうと思って研究に打ち込んできたが……最近、思うように なったことがある。それは、罪を贖うことはできないということだ。どれほど、人の役に立とうと 考えてそれを実行しても……、わたしの罪は決して赦されることはない。決してない。 だからきみ、一つ約束してほしい。これからきみは困難な事態に多々直面することだろう。 戦争に行くんだ、人の死にたくさん触れねばならんだろう。 だが、慣れるな。人の“死”に慣れるな。それを当たり前だと思うな。思った瞬間、何かが壊れる。 わたしは、きみにわたしのようになってほしくはない。だから重ねてお願い申し上げる。戦に慣れるな。 殺し合いに慣れるな。“死”に慣れるな。 さて、最後になったが頼みごとだ。きみはいつか、わたしに別の世界からやってきたと言ったね。 その世界では、きみから預けられたような飛行機械が空を飛び、ハルケギニアとは比べものにならんほど 技術が発達してる。そういうことだったね? わたしはそれを見たいのだ。見て、是非とも研究に役立てたいのだ。だから、きみが帰るときが来た際……、 わたしも連れて行ってほしい。冗談ではない。本気だ。だから死ぬなよ。絶対に生きて帰ってこい。 じゃないと、わたしがきみの世界に行けなくなるからな」 朗読を聞き終わると、才人の頬をひと筋の涙が伝った。 「先生の馬鹿野郎……。先生が死んじゃったら、連れて行くことなんて無理じゃねぇか……」 ぐすっぐすっと鼻をすすり、嗚咽を上げる才人。ルイズは無言で彼を見つめる。 「先生……どうしてだよ。先生……」 静かに泣きじゃくる少年と、彼を見守る少女、そしてちっぽけな墓標を、天高く昇った日の光が照らしていた。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
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前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第二十四話「ラグドリアン湖のひみつ(後編)」 水棲怪人テペト星人 カッパ怪獣テペト カプセル怪獣ミクラス 大蛙怪獣トンダイル 登場 「か、怪獣よ! やっぱり出してきた!」 「ひぃッ! こっちに来るぅ!?」 テペト星人と戦いながら、怪獣テペトに目を向けたキュルケが叫び、ギーシュとモンモランシーは 半狂乱になった。テペトはラグドリアン湖の中央から、ザブザブ水を掻いて才人たちのいる岸辺へと 向かってくる。あれに上陸されたら、才人たちの勝ち目は一気になくなってしまう。 『才人! 俺たちの出番だぜ!』 「ああ!」 ゼロの呼びかけで、才人が懐のウルトラゼロアイに手を伸ばして触れた。だがその時、 「サイトぉ! わたし、怖いッ!」 「おわッ!?」 ルイズが後ろから才人に抱きつき、こっそり場を離れてゼロに変身しようとした彼を引き止めた。 「ル、ルイズ! 離すんだ! 今こんなことしてる場合じゃないだろ!」 このままでは変身できない。慌てて剥がそうとする才人だが、ルイズは余計に強く抱きつく。 「嫌ッ! サイト、どこにも行かないでぇ!」 「ああもうッ! こんな時までぇーッ!」 才人がてこずっている間にも、テペトは少しずつ迫り来ている。 『しょうがねぇ! 才人、こんな時にはアレだ!』 「ああ! 行け、ミクラス!」 仕方なく才人は青いカプセルを、周りに見られないようにこっそり投げ飛ばし、変身できない時の味方、 カプセル怪獣をテペトの前に出した。 「グアアアアアアアア!」 カプセルから出てきたミクラスがラグドリアン湖の水面に足を突っ込み、早速テペトへと 掴み掛かっていく。 「キャ――――――――!」 「グアアアアアアアア!」 テペトと両腕を捕らえたミクラスとの押し合いになるが、ミクラスの力の方が勝り、テペトを 突き飛ばして岸から引き離した。そして口から熱線を吐き、テペトの頭頂部の皿を撃つ。 「キャ――――――――!」 皿を焼かれたテペトは慌てて腰を折り、頭を湖面に突っ込んだ。水で皿を冷やすと頭を上げ、 改めてミクラスと向かい合う。 「グアアアアアアアア!」 ミクラスは水の抵抗を物ともせずにテペトに肉薄し、殴り合いで圧倒する。ミクラスの怪力に テペトは敵わず、一方的に押される。 「今の内に逃げられそうね……。ギーシュ、早く包囲を破ってよ!」 ミクラスが食い止めている中、生き残りのテペト星人にまだ囲まれている一行の内のモンモランシーが ギーシュに頼んだ。と、その時、彼女の頬を赤い舌がペロッと舐めた。 「あら? もう、ロビン。こんな時に甘えてこないでよ」 モンモランシーはそれをロビンと思い、たしなめたが、舌はペロペロ頬を舐め続けた。 「やめてったら! 聞き分けのない子ね」 と言っていたら、ギーシュが何やら顔を真っ青にしてこちらに視線をやっていることに気づいた。 「ギーシュ? 何ぼんやりしてるのよ」 尋ねると、ギーシュは震える手で自分を指差した。いや、よく見ると自分の足元を、だ。 「モ、モンモランシー……君の使い魔は、足元にいるよ……」 「え?」 下を見ると、確かに使い魔のカエルはモンモランシーの足元に控えていた。 「じゃあ、この舌は一体……」 自分の頬を舐めていた舌の正体を訝しむモンモランシー。よく考えれば、ロビンのものだとしても 大き過ぎだ。振り返って後ろを見てみたら……。 「カアアアアアアアア!」 赤い二つの目玉を人魂のように爛々と光らせている、カエルによく似た新たな巨大怪獣が、 地面から首だけ出して舌を伸ばしていた。モンモランシーの頬を舐めていたのは、その怪獣の舌だった。 「ぎゃああああああああああああああああああああッ!!」 モンモランシーとギーシュが絶叫を上げた。才人はすぐに端末で怪獣の情報を調べる。 「あいつは、大蛙怪獣トンダイル!」 その背後では、相変わらず才人にピッタリくっついているルイズが、モンモランシーと ギーシュを足したものよりも大きな悲鳴を上げた。 「嫌ああああああああああああ!! カエルうううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 「うわぁッ!? お、おいルイズ!」 才人の身体からルイズの腕が離れたので、才人が慌てて振り返ると、彼女はコテンとその場に 倒れ込んで気絶した。小さなロビンも怖がるくらいだったので、超巨大なトンダイルを見て、 恐怖のあまり精神を保てなかったのだろう。 「ルイズ! ルイズったら!」 「駄目だぜ相棒。娘っ子、完全に気を失ってらあ」 才人が何度も呼びかけても、ルイズは目を覚まさない。デルフリンガーが呆れて言った。 「カアアアアアアアア!」 トンダイルは土の中から全身を出すと、才人たちには構わず湖の中に入る。そして口から 火炎を吐いて、テペトを追い詰めているミクラスを背後から攻撃した。 「グアアアアアアアア!」 背中を焼かれたミクラスが反り返ってよろめいた。その隙にテペトが持ち直し、反撃を行う。 「キャ――――――――!」 「カアアアアアアアア!」 トンダイルも同時に攻撃を仕掛ける。ミクラスは前後から挟み撃ちで叩きのめされ、一気に 窮地に追い込まれてしまった。 「トンダイルもテペト星人の配下なのか……!」 状況からして、テペト星人はトンダイルも支配下に置いているようだ。ミクラスのピンチに 焦る才人だが、不幸中の幸い、一番厄介だったルイズが離れた。これでゼロに変身できる。 「みんな! ルイズを安全な場所まで連れてく! 気をつけてくれ!」 「分かったわ!」 素早くルイズを背負って仲間たちに告げると、デルフリンガーを片手にテペト星人の集団へ 斬りかかっていった。 「おらおらぁー! どけどけぇッ!」 目の前の敵を斬り伏せて強引に包囲を突破すると、全速力で森の中に姿を隠した。そして湖から 離れたところでルイズを降ろしてそっと木に寄りかからせた。スヤスヤ眠っている姿に、ほっと息を吐く。 「デュワッ!」 満を持してウルトラゼロアイを取り出し、顔に装着して変身した。 「キャ――――――――!」 「カアアアアアアアア!」 テペトとトンダイルは、膝を突いたミクラスを容赦なく叩きのめし続けている。そこに、 森から飛び出したウルトラマンゼロが飛び蹴りの姿勢でラグドリアン湖へ急降下していく。 「ダァー!」 「カアアアアアアアア!」 鋭いゼロキックはトンダイルの頭部に決まり、トンダイルを横転させた。テペトはゼロの 乱入に驚いて、殴る手を止める。 「デヤァッ!」 「キャ――――――――!」 そのテペトの胸の中心にも横拳が入り、弧を描いて吹っ飛んでいく。敵怪獣を湖に沈めたゼロは、 ボロボロのミクラスを助け起こした。 『よく頑張ってくれたな、ミクラス。戻ってくれ』 ミクラスを気遣って、カプセルの中に戻した。それと同時に、トンダイルが水を掻き分けて起き上がる。 「カアアアアアアアア!」 トンダイルは口から、今度は赤い球体をいくつも吐き出してゼロへ飛ばす。これは本来 獲物を中に閉じ込め、冬眠中の保存食にするためのトンダイルカプセルだ。武器としても 使うことが出来るようだ。 『はッ! こんなヒョロ玉食らうかよぉ!』 しかしゼロはトンダイルカプセルを全て素手で叩き落とした。それからトンダイルに一瞬で飛び掛かり、 首元に水平チョップを入れる。 「カアアアアアアアア!」 『おらおらぁッ!』 早く鋭いチョップでひるませたところで、でっぷりと突き出た腹をボコボコに殴る。トンダイルは ゼロのラッシュになす術なく、大きくたじろいだ。 一見優勢なゼロだが、ここで違和感に気づいた。 『ん? テペトはどこ行きやがった?』 今湖面に立っている敵はトンダイルだけで、先ほど沈んだテペトが浮き上がってこない。 そう思った矢先に、 「キャ――――――――!」 『うおうッ!?』 水中を音もなく移動して近寄ってきていたテペトが、ゼロの足首をすくい上げて転倒させた。 仰向けに倒れたゼロに、すかさずテペトとトンダイルのタッグが覆い被さるように襲い来る。 「キャ――――――――!」 「カアアアアアアアア!」 『ぐッ! こ、こいつら! げぶッ!』 ゼロはテペトに腹部を、トンダイルに顔面を踏みつけられ、湖の中に押し込まれていく。 「ゼロが危ないわ!」 「危ないのはこっちも同じだよぉ!」 キュルケが叫ぶが、直後にテペト星人がまた一人飛び掛かってきたので、火炎で黒焦げにした。 メイジたちは依然としてテペト星人と交戦しており、ゼロを援護する余裕はない。 「キャ――――――――!」 「カアアアアアアアア!」 テペトとトンダイルはそれをいいことに、情け容赦なくゼロを水の中に沈める。テペトが ゼロの腹を散々に殴りつけ、トンダイルが顔を鷲掴みにして湖中にグイグイ押し込む。 すっかり水中に浸かったゼロだが、その瞬間に、彼の沈んだところから赤い輝きが巻き起こった。 『おらあああああッ! 調子づくんじゃねええぇぇぇぇぇぇぇッ!』 「キャ――――――――!?」 「カアアアアアアアア!」 直後に、怒声とともにストロングコロナゼロが超パワーで立ち上がり、その勢いでテペトと トンダイルをはね飛ばした。 即座に起き上がって二人がかり、いや二体がかりでゼロに襲い掛かるが、トンダイルは顎に 拳をもらい、テペトはみぞおちに肘鉄を入れられてあっさりと返り討ちにされた。 『ふんッ!』 更にゼロは二体の頭をむんずと掴むと、引き寄せてゴチン! と激しくぶつけさせた。 互いに頭を打った怪獣たちはフラフラと後ろへ倒れる。 「カアアアアアアアア!」 その内に、トンダイルが四つん這いの姿勢のまま逃亡を始めた。ゼロに敵わないと見ての行動だが、 トンダイルは根っからの人食い怪獣。みすみす逃がす訳にはいかない。 「セアッ!」 ゼロは通常の状態に戻ると、ほうほうの体で逃げるトンダイルの背にワイドゼロショットを撃ち込んだ。 必殺光線を食らったトンダイルは一瞬で爆散した。 トンダイルを倒したらテペトの番とばかりにゼロが振り返る。すると慌てたテペトが、 予想外の行動に出た。 「キャ――――――――!」 両手をこすり合わせて頭をペコペコ下げ、許しを乞い始めたのだ。 「怪獣が命乞いしてるわ……」 「呆れた……」 その光景を見たキュルケとタバサが、冷めた視線を送った。 「……」 ゼロは無言で腰に手を置き、テペトのことをじっと見つめる。テペトはすがりつくように、 黙ったままのゼロを拝み倒すが、 深く頭を下げた瞬間に、皿から怪光線を発射した! 『おっと!』 しかしそれは、ゼロが咄嗟にバツ印に組んだ腕にガードされた。それを見て、テペトは後ろに 倒れ込むと水中に潜り込み、泳いで逃げ出した。 『そんなしょっぱい騙し討ちに引っ掛かるかよぉ!』 言い放ったゼロは頭からゼロスラッガーを放り、水中に潜り込ませる。直後にザシュッ! と気持ちのいい音が鳴り、ふた振りのスラッガーが湖から飛び出してゼロの頭に戻った。 その後に、スラッガーに十字に切り裂かれたテペトの破片が四つ浮かび上がってきた。 「最後!」 ゼロが二体の怪獣を倒すのと、タバサが最後に残ったテペト星人にとどめを刺したのは ほぼ同時だった。地上に現れた敵が全て倒れると、ラグドリアン湖よりテペト星人の円盤が浮上し、 空へ向けて飛び上がる。このまま宇宙へ逃れようというつもりか。 「ジュワッ!」 しかしその円盤も、エメリウムスラッシュを受けて木端微塵に吹き飛んだ。敵を全滅させたと 判断したゼロは、空の彼方へと飛んで去っていった。 「みんなー。大丈夫だったか?」 元に戻った才人は、未だ眠り込んだままのルイズを背負い、岸辺へと帰ってきた。するとギーシュが咎める。 「遅いぞきみ! 敵はとっくにこのギーシュ・ド・グラモンが片づけてしまったよ」 「あんた、ほとんど何もしてなかったでしょ」 さっきまでの恐慌ぶりがどこへやら、見栄を張るギーシュにキュルケがツッコミを入れた。 そんな漫才のようなやり取りは置いておいて、モンモランシーが湖に目を向けて皆に呼びかける。 「みんな! 精霊の気配が戻ったわ!」 「本当か!? 良かった! これでルイズを元に戻せるな!」 それを聞いて、才人が一番喜んだ。 「水の精霊が戻ったのと、涙をもらえるかどうかは別の問題よ」 「細かいことはいいよ! とにかく、早く呼んでくれ」 才人に急かされて、モンモランシーがもう一度ロビンを湖中に送った。すると今度は、 水面が盛り上がって、水がアメーバのような形になった。これがモンモランシーの言う、 水の精霊らしい。 「水の精霊。わたしはモンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。 水の使い手で、旧き盟約の一員の家系よ。覚えていたら、わたしたちにわかるやりかたと 言葉で返事をしてちょうだい」 モンモランシーが呼びかけると、盛り上がった水はぐねぐねと形を変え、モンモランシーそっくりの 姿になった。才人は驚いて目を丸くした。 「覚えている。単なる者よ。貴様に最後に会ってから、月が五十二回交差した」 水の精霊はモンモランシーに答えると、彼女が何か言う前に言葉を紡いだ。 「まずは、貴様たちが我を捕らえ、我を支配しようとした、この世界とは異なる外の世界から 現れた異な者どもを退けたことについて礼を言おう。我は湖の奥深くに身を隠しながら、全てを見ていた」 「水の精霊がお礼! そんなの、滅多にないことよ」 モンモランシーが驚愕してつぶやくが、才人は水の精霊の発言に関心を持った。 「それって、テペト星人のことか? やっぱり、あいつらがいたからあなたは隠れてたんだ。 テペト星人は、あなたを捕まえようとしてたんだな」 聞き返した才人に、水の精霊が肯定する。 「そうだ。あの異な者どもは、この世界の理とは異なる不可思議な力を用いて、我を支配しようとした。 当然我は抗ったが、奴らは水を阻む鋼鉄の船から出てこなかった故に、我は手出しが出来なかった。 そのため、我は身を隠す以外になかった」 「水の精霊は、水に関しては万能だけど、相手が水に触れなかったら無力なの。そこを突かれたのね」 モンモランシーが補足説明を入れた。 「テペト星人、そういう目的でここに潜んでたのか……。もし水の精霊が操られてたら、 大変なことになってただろうな」 「侵略者の魔の手って、精霊にまで及んでたのね……。今回は失敗だったけど、ぞっとするわね……」 才人とキュルケのひと言で、一同は背筋を寒くした。しかし今は才人たちに、最優先の目的があるのだ。 モンモランシーが頼み込む。 「水の精霊よ、お願いがあるの。あなたの一部がすぐに必要なの。わけてはもらえないかしら?」 その頼みを、水の精霊は快く引き受けた。 「よかろう。貴様らは我を脅かす者どもを退治した。その恩に報いるのが道理」 「やったわ! 精霊にお願いを通すのは、本当はとても難しいことなのよ。わたしたちは、 ある意味ラッキーだったわね」 水の精霊が細かく震えると、ぴっ、と水滴のように、その体の一部がはじけ、一行の元へととんできた。 それが『水の精霊の涙』だ。ギーシュが慌てて持ってきた壜で受け止めた。 水の精霊は用を済ませると、すぐに水底に戻っていきそうになった。だがそれをキュルケが呼び止める。 「ちょっと待った! アタシとタバサは、実はもう一つあなたに用があるのよね」 「え? そうだったんだ」 才人らが驚いた顔をしていると、水の精霊が戻ってきて、キュルケに問い返した。 「なんだ? 単なる者よ」 「あなたが湖の水かさを増やすのを止めて、この辺りの洪水を引いてもらいたいのよ。あー…… 水浸しになったせいで、タバサの領地に被害が出てるから、元に戻すようにとの使命も受けて アタシたちは来たのよ」 確かに、時期的に考えて、洪水とテペト星人の襲来は別問題。このままだと辺りの土地は元に戻らない。 だがキュルケの頼みは、水の精霊は断る。 「ならぬ。貴様らへの恩は、先ほどのもので返した」 だがキュルケは引き下がらない。切り込み方を変えてみる。 「だったら、水かさを増やす理由を教えてくれない? アタシたちに解決できることなら、 なんでもするから」 それを聞くと、水の精霊は少し間を取ってから、返答した。 「お前たちに、まかせてよいものか、我は悩む。しかし、お前たちは我への脅威を取り払った。 ならば信用して話してもよいことと思う」 前置きしてから、水の精霊は理由を語り出した。 「数えるほどもおろかしいほど月が交差する時の間、我が守りし秘宝を、お前たちの同胞が盗んだのだ」 「秘宝?」 「そうだ。我が暮らすもっとも濃き水の底から、その秘宝が盗まれたのは、月が三十ほど 交差する前の晩のこと」 おおよそ二年前ね、とモンモランシーが呟く。 「我は秘宝を取り返したいと願う。大地を水が浸食すれば、いずれ秘宝に届くだろう。 水がすべてを覆い尽くすその暁には、我が体が秘宝のありかを知るだろう」 「な、なんだそりゃ。気が長いやつだな」 途方もないほど時間の掛かるやり方に、才人が呆気にとられた。 「我とお前たちでは、時に対する概念が違う。我にとって全は個。個は全。時もまた然り。 今も未来も過去も、我に違いはない。いずれも我が存在する時間ゆえ」 水の精霊の目的を知ったキュルケがうなずく。 「分かったわ。だったらアタシたちでその秘宝を取り返してあげるわ。それでいいでしょ、タバサ?」 タバサもコクリとうなずいた。それからキュルケが肝心なことを聞く。 「なんていう秘宝なの?」 「『アンドバリ』の指輪。我が共に、時を過ごした指輪」 「なんか聞いたことがあるわ」 モンモランシーが呟く。 「『水』系統の伝説のマジックアイテム。たしか、偽りの生命を死者に与えるという……」 「そのとおり。死は我にはない概念ゆえ理解できぬが、死を免れぬお前たちにはなるほど 『命』を与える力は魅力と思えるのかもしれぬ。しかしながら、『アンドバリ』の指輪が もたらすものは偽りの命。旧き水の力に過ぎぬ。所詮益にはならぬ」 「そんなシロモノを、誰が盗ったんだ?」 「風の力を行使して、我の住処にやってきたのは数個体。内の一人が、こう呼ばれていた。 『クロムウェル』と」 「聞き間違いじゃなければ、アルビオンの新皇帝の名前ね」 キュルケのひと言で、才人たちは嫌な予感を覚えた。アルビオン新政府と、侵略者が与しているのは、 タルブでの一戦で明らかになったこと。もし『アンドバリ』の指輪をクロムウェルが盗んだのなら、 当然それは宇宙人たち、延いてはヤプール人の手元に……。 「偽りの命とやらを与えられたら、どうなっちまうんだ?」 「指輪を使った者に従うようになる。個々に意思があるというのは、不便なものだな」 「とんでもない指輪ね。死者を動かすなんて、趣味が悪いわね」 呟いたキュルケが、水の精霊に請け負う。 「分かったわ! その指輪を取り返してくるから、水かさを増やすのを止めて!」 水の精霊はふるふると震えた。 「わかった。お前たちを信用しよう。指輪が戻るのなら、水を増やす必要もない」 「いつまでに取り返してくればいいんだ?」 「お前たちの寿命がつきるまででかまわぬ」 「そんなに長くていいの?」 「かまわぬ。我にとっては、明日も未来もあまり変わらぬ」 そう言い残すと、水の精霊はごぼごぼと姿を消そうとした。 「待って」 その瞬間、タバサが呼び止めた。その場の全員が驚く。タバサが他人を……、いや人じゃないけど、 呼び止めるところなんて初めて見たからだ。 「水の精霊。あなたに一つ聞きたい」 「なんだ?」 「あなたはわたしたちの間で、『誓約』の精霊と呼ばれている。その理由が聞きたい」 「単なる者よ。我とお前たちでは存在の根底が違う。ゆえにお前たちの考えは我には深く理解できぬ。 しかし察するに、我の存在自体がそう呼ばれる理由と思う。我に決まったかたちはない。しかし、 我は変わらぬ。変わらぬ我の前ゆえ、お前たちは変わらぬ何かを祈りたくなるのだろう」 タバサは頷いた。それから、目をつむって手を合わせた。いったい、誰に何を約束しているのだろう。 才人たちにはとんと見当がつかなかったが、唯一事情を知るキュルケは、その肩に優しく手を置いた。 才人たち一行が水の精霊の涙を手に入れて、学院に帰還している頃。アルビオン大陸の、 新政府の中心地の城にある、皇帝クロムウェルの部屋の中で、クロムウェルと秘書のシェフィールドが 虚空を見上げていた。 するとその虚空が、突然音を立てて割れた。比喩の類ではない。本当に、ガラスを割ったかのように 空中が割れたのだ。そしてその中には、赤く歪んだ空間とその中で蠢く何人もの怪人の姿がある。 それがヤプール人。宇宙人連合をハルケギニア世界に引き入れ、今アルビオンを傀儡としている黒幕の正体だ。 『そうか。テペト星人が散ったか。これで連合も、大分数が減ったな』 ヤプールはテペト星人がラグドリアン湖でゼロに敗れたことの報告を受けた。だがそれを聞いても、 少しも憐れむ様子を見せず、それどころか呆れたように鼻を鳴らした。 『まぁ、どうでもいいことだ。所詮、あんなゴロツキどもにはあまり期待を寄せてなかった。 超獣を十分に育成するまでの繋ぎだ』 「それで、我が支配者よ。次はどのような手を打たれますか? このままウルティメイトフォースゼロに 大きな顔をさせておいては、人間どもが発するマイナスエネルギーが低下するものと思われますが」 クロムウェルが淡々と呟くヤプールに指示を仰いだ。 しかし、本物のクロムウェルはとっくに処分されている。成り代わったナックル星人も、 タルブ戦で息絶えた。だというのに、クロムウェルがまだいる。今度は一体何者が化けているのか。 『我らが支配者! 今度はわたくしめに出撃の命令を! 最早宇宙人連合など、アテにはなりませぬ』 クロムウェルの部屋に、緑色の目をした怪人がどこからか空間転移により現れた。両手は ハサミになっており、頭部には紅葉に似た大きなヒレが生えていて、その派手さにより目を引きつけられる。 この怪人の名はギロン人。どこの星の宇宙人かは定かにはなっていないが、雇われの宇宙人連合とは違い、 ヤプール人に直接仕えて忠誠を誓う異星人なのだ。 『私に超獣を何体かお貸し頂ければ、ウルティメイトフォースゼロなど、軽くひねってやりましょうとも!』 ゼロたちの強さを知ってか知らずか、やたら大きなことを述べるギロン人に、ヤプール人が返答する。 『ならぬ。超獣はまだ育ち切っていない。今のままではウルティメイトフォースゼロには勝てん。 超獣を出すのは、もっとマイナスエネルギーを集めてからだ』 『はッ! 出過ぎた真似を致しました!』 ギロン人はあっさりと申し出を取り下げた。ヤプール人に危ういほどに心酔しているようだ、 と傍観しているシェフィールドは評した。 『しかし、ギロン人、お前には出撃してもらうことにしよう。差し当たっては、こいつらを使うといい』 ヤプール人が片手を上げると、部屋の片隅の鉢植えが突然ガタガタと音を立てて揺れた。 シェフィールドらが目を向けると、その陰から正体不明の物体がいくつか這い出てきた。 「ほう、これらは……支配者よ、また面白いものをご用意されましたな」 シェフィールドは出てきたものが何か知らなかったが、クロムウェルとギロン人には心当たりが あったようだ。ニヤニヤと不気味な笑みを見せている。 『そしてもう一つ。ウルティメイトフォースゼロを釣り出すのに、餌が必要だ。その餌は、 こいつが適任だろう。入ってこい』 更にヤプール人の指示により、扉が外から開かれて金髪の凛々しい顔立ちの、だが顔に 生気が全く見られない、気味の悪い青年が入ってきた。 『まずはこいつを使って、トリステインの新女王、アンリエッタを釣り上げる。それで奴らは 必ず誘き出される。そこを一気に畳んでしまえ! ギロン人!』 『ははぁッ! お任せ下さい!』 背筋を正してヤプール人に応えるギロン人。 その背後に控えた、新しく入ってきた青年は、王党派と貴族派の最後の決戦の折に、 ワルドに殺害されたはずのウェールズ皇太子だった。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
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タイロン・ウッズ(44) タイロン・ウッズ(Tyrone Woods, 1969年8月19日 - )は中日ドラゴンズに所属するプロ野球選手。ポジションは内野手。右投げ右打ち。背番号は44。 正式氏名は「ウィリアム・タイロン・ウッズ」(William Tyrone Woods)といい、スコアボードの選手名ボードでは「T・ウッズ」と表記される。アメリカ合衆国フロリダ州出身。2007年の推定年俸は約6億円。 略歴 * モントリオール・エクスポズ * ボルティモア・オリオールズ * ボストン・レッドソックス * 斗山ベアーズ(1998年~2002年) * 横浜ベイスターズ(2003年~2004年) * 中日ドラゴンズ(2005年)~ タイトル * 本塁打王(2003、2004、2006) * 打点王(2006) * ベストナイン(2004、2006) 引用元Wikipedia
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渡り廊下のほど近くに倒れた男へ向かい コルベールが寄ってくる そしておもむろに杖を振り上げた あわてるのはキュルケだった 「ちょっと、何をなさるおつもりッ!?」 「決まっているでしょう、殺すのですよ 彼…『この存在』は危険すぎる」 「バカなことをッ!! これなら充分、生け捕りにできるじゃありませんのッ」 生徒にあるまじき態度でくってかかるキュルケ 一応、敬語を使ってはいるが ガンバりを無駄にされて笑っている趣味はないッ だがコルベールも引き下がらなかった 「タダの使い魔であればそれも良いでしょう しかし、これはあまりに得体が知れないッ おまけに出てくるなり危害を加えたならば 皆を監督する者として、こうする以外にありませんッ」 スジは通っていた 出てくるなりいきなり殴りかかってくる使い魔など前代未聞だった 危険な生物を召喚してそのまま放っておき続ければ あるいはそんなに不思議なことでもないかもしれないが それでもキュルケは食い下がる 「ですが、あれは平民ですわ、ミスタ・コルベール」 「それこそバカなことではないのかな? 本気で言っているのかね?」 「………」 黙るしかなかった あんな平民がどこにいる? だが、それでも 今、目の前で折れた足をかばっている男は理性ある「人間」だ 最後の方、攻撃を明らかにためらったことに気づいていたキュルケである そこに火球を浴びせかけて反撃せざるをえないように追い込んだのだ そうしなければ、男は戦いをやめ、どこかに逃げるなりしていただろう 最初に暴れたワケは不明なままだが とにかくキュルケは確信していた それを言おうと口を開くがコルベールに先手を打たれた 「それに、だとしたらますます存在を許すわけにはいかない 貴族を殴り、使い魔を山ほど傷つけた そんな平民が生きていられると思うのかね?」 もっともだ もっともすぎる これほどハデにことが起これば隠蔽など不可能 人間と認めたら認めたで、かばいようがないッ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「つまり、『これ』には死刑判決以外ありえない」 コルベールは厳粛だった そして振り向く この真なる当事者に 「良いですね、ミス・ヴァリエール」 ビクッ ぐずりながら見守っていたルイズは肩を震わせる 何を言われたか そのくらいは理解していた 「気に病むことはありませんよ これは事故なのです あなたには何の責任もない これを始末した後で、また儀式をやり直しましょう そのくらいの時間はとってあげられます」 「……」 (…そうだわ これは事故なのよ 私には何も責任ない こんなところに出てきた平民がおかしいのよ) くじけた心はまたたく間にルイズに『弱い考え』を植え付けた (私は「ゼロ」じゃない だから、あんなの私が呼ぶわけがない これは何かの間違いなのよ そうに決まってるのよ…) ルイズは、コルベールに向かってうなずいてしまった 死刑の執行許可書にサインしてしまった (…見ッ下げ果てた奴ッ アンタ、やっぱり「ゼロ」だわ、ルイズ) キュルケが苦虫を噛み潰す横で コルベールが呪文の詠唱を始める 足を折られた元・鳥の巣は、なんとなく置かれた状況を理解した ナニゴトか唱えた後で炎が飛んできたり地面が固まったりしてきたのだ どうやらこのハゲは自分を殺す気らしいぞ そう思ったらしい 最後の抵抗を試みたようだ 「DORA!!」 ボコァ 見えない手が掘り返した土くれがコルベールに投てきされる ボグォム 「―― ぐはッ!?」 至近距離からのレーザービーム送球ッ!! 単なる土くれだったがスピードがシャレにならない 下腹部に直撃されたコルベールは呪文を中断して咳き込むことになる そして彼は男が闘志をあらわに睨み付けていることに気づくのだ 「…恐れることはない、私にも情けはあるさ 苦しませはしないよ…『炎蛇』の二つ名にかけてなッ」 『火×1』 正面からが駄目ならカラメ手だった 男の前後左右から迫り来る、文字通り炎の蛇ッ ススス ドヒャ! ドヒャ! のけぞって逃れようとする男の顔へ容赦なく飛びかかり 口をふさいで巻き付いたッ ゴゴゴォ チリ…チリ… 「Go…aa!!」 振り払おうと身体を激しく振るう男 見えない手もさかんに振り回されているようだ だが蛇は炎の塊でしかない つかめるものが何もない 白目をむくッ!! 炎を呼吸して肺を焦がすか 顔を焼かれたまま長い窒息の苦しみの果てに死ぬか 非情な二者択一をコルベールは迫ろうというわけだ 「早く受け入れたまえ…そっちの方が、楽だぞッ」 「Gaooa…DORAa!!」 バコォ ようやく「自分の顔を殴って脱出」という方法に思い至った男だったが その力は予想を越えて貧弱だった 炎の蛇が振り切れないッ 「なるほど、君自身の生命力に依存する力かね… 死にそうになればなるほど弱っていくわけだ 正直、興味深いよ だがね、生徒達の安全には変えられないんだ わかってくれるね」 這って渡り廊下までついた男だったが そうしたところでどうにもならない どうにかなりそうなモノも見当たらない 「王手の詰み」(チェックメイト)にハマッたのだ 「では、死…」 ゴッバォオーz_ ン その爆発は、トドメに刺された一撃ではなかった コルベールに使える魔法では、無いッ!! なにっ!? たったひとつの心当たりを見てみれば、 やはり、だがなぜ…ゼロのルイズが魔法の杖を掲げ、振り下ろしていた 「…これは一体、何のマネだね ミス・ヴァリエール」 今ので吹き飛ばされた男は全身、服がミジメなことになりはしたが まとわりついた炎の蛇もまた、どこかに消え失せてしまっていた 肩で息をして返事をしないルイズに、コルベールは再び問う 「…何のつもりだねッ!!」 ゼェ…ハァ… ルイズは少し呼吸を整え、答えた ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「儀式は途中です、まだ終わっていません」 「どういう意味だね、言っていることが少し、わからないのだが…」 「契約を続けるんですッ!! そこの、私の使い魔とッ」 ルイズは実家の家族達を思い出していた キビシイ父、キビシイ母、それにキッツイ長女ッ 魔法がマトモに使えていないことでだけでも 自分の頭をカチ割りたくなるような追及を受けまくっているのに そこへ今回の話がいったらどうなる? 予想どころではないし考えたくもない だが (ちい姉さま…) 次女カトレアはルイズに優しいのだ 怒られてばかりのルイズをなぐさめ励ましてくれたのはいつも「ちい姉(ねえ)」だった 今この瞬間だって絶対にそうだろう 父と母と長女の態度がつらくても、ちい姉さまがいるから頑張れる もちろん、今回のこれを聞かせることになると思うと泣けてくる しかしッ (呼び出した使い魔を見捨てて… そんな私に、ちい姉さまは笑ってくれるの…?) 答えはNOだッ ルイズの中のちい姉さまは許さないッ (ちい姉さまに会いに行くのに、イチイチおびえなくちゃいけないようになるなんて… 顔を見るたび、オドオドしなきゃいけないようになるなんて… 私はイヤよ、絶対にッ!!) だが考えてもみる あの使い魔はイキナリ暴れて大変なことをしでかした 今は死刑宣告をくらって執行されようとしている そんなものと一生寄り添って、どうするつもりなのだ? 新しく使い魔を呼んだ方が… (使いこなしてみせるわよ) そんな弱音は握りつぶしてみせるッ (ちい姉さまがたくさんの動物を手なずけるようにッ そうすれば…私は「ゼロ」じゃ、ないッ!!) ルイズは男の前に立ち、両腕を広げた 今まさに攻撃を再開しようとしているコルベールから、男を守るようにッ 「…セ・シ・ボン(結構だわね)、ルイズ」 一時は自分が彼の身柄を買い取ってしまおうかとまで考えていたキュルケだったが 進み出たルイズの姿にヒュウッと軽く口笛を鳴らした 「言いたいことはわかりましたよ、ミス・ヴァリエール」 杖は下ろさないまま、コルベールは言う 「あなたは全部、責任が取れるというのですね? 使い魔や衛兵の治療代に、貴族子弟を危険にさらした賠償金、全てをッ」 「……」 「使い魔が噛みついた責めは、全てその主にあるッ わかっているというのですねッ?」 「…わかっていますッ!!」 「安請け負いをす…」 コルベールはその先を続けることができなかった 渡り廊下が突然、崩れ始めた 原因は明白ッ ルイズの起こした爆発以外にあるものかッ グラァ ドドガァ 男はもとより 前に立ったルイズももろともに下敷きだッ!! ガラ ドォォ ズズン 砂煙が収まった後が見えてくる 男は無事だった あの正体不明の見えない力で防ぎきったものだろう だが、もう一人は かばったために一緒に巻き込まれたルイズはッ 「ル、ルイッ…」 キュルケをはじめとした、クラスメートの何人かが顔を真っ青にした ルイズは横倒しに、瓦礫の下敷きになっていた 肩から上は外に出ているが その下から赤い水溜まりが見え隠れ…大きくなっていた 「ガレキを全部、上に…魔法、使いすぎてるッ 魔力足りないのよッ…… タバサァァーッ 何ぼさっと見てんのォォーッ!!」 「……」 タバサは片手で杖を振り上げ『風×2』を器用に行使する 突風で瓦礫のみを取り除く、おそるべき精密性であった しかし、そうやって重みから解放されたはずのルイズは 「………」 どこからどう見ても、手遅れだった 血溜まりの直径が1メイル近かった まもなく死ぬだろう 誰もがそう思った だから そんな彼女に膝を引きずって近寄っていく男が何をする気なのか 誰も大して気にしていなかった …そして ズギュウウゥゥゥン 「え…」 「あ、あれ?」 逆再生のビデオそのものという、 この世界の誰もが見たことのない光景に、 全員、息を呑む…どころか反応できなかった 崩れ落ちた渡り廊下が全て元通りになってゆき… 横たわるルイズの下には、血溜まりなど、どこにも無かった 「…何、が?」 コルベールが二回、目をこすったとき、 男…元・鳥の巣はその場にグッタリ倒れ伏した 結局のところ、残されたのは謎だけだった 男が再び目覚める、そのときまでは… 6へ
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前ページ/ゼロの使い/次ページ 「悪党はお互い様じゃないか?隊長殿。」 その言葉に思い当たる節があるのか、コルベールは顔をしかめた。 「まあ、村一つ焼いた程度の事で戦場から身を引く程度じゃあ、俺のが悪党としては上か・・・」 言いながら、メンヌヴィルの姿が変容していった。 盛り上がっていく肉体が身に着けていた衣服を引き裂き、全身は赤い体毛に覆われ、額が裂けて目玉が現れた。 変容が終わった時、そこに立っていたのは2メイル程のグリフォンを直立させたような炎のように赤い化け物である。 彼が元は人間だったと言われたとして、信じる者は皆無であろう。 「さあ隊長殿、あんたが焼ける匂い、たっぷりと嗅がせてもらうぜ。」 言い終わると、化け物は息を大きく吸い込み、激しい炎を吐いた。 先程同様、魔法で相殺しようとするがドラゴンのものに勝るとも劣らぬそれを受け止めるのはいかに彼とて無理な注文であった。 やがて炎が直撃し、その場に倒れてしまった。 「おいおい、こんなに簡単にくたばっちまうのかよ?」 拍子抜けしたメンヌヴィルがゆっくりとコルベールに歩み寄り、彼の襟を右手で掴み、持ち上げる。 「焼き加減は・・・レアか?ミディアムか?・・・聞くまでもなくウェルダンだよな!!」 止めを刺そうと息を吸い込む彼を、気絶したかに思われていた『炎蛇』が突如睨んだ。 「慢心は・・・あの頃のままだな!!爆炎!!」 その瞬間、コルベールとメンヌヴィルの周囲の酸素が見る見る減少していった。 「なるほど・・・範囲内の生物を窒息死させる魔法で道連れにしようって寸法か・・・だが残念。俺に空気は必要ない。」 魔物が再び火を吹こうとする。コルベールがニヤリと笑うが、魔物は嘲るように言った。 「バックドラフト・・・と言ったか?それを狙ったとしても無駄だ。炎の扱いに慣れてる俺が、そんな馬鹿な真似をやるとでも思ったか?」 呪文の範囲外まで飛んでいってから焼き殺すことにした魔物が翼を広げる。 だが、飛び立とうとした瞬間、彼の後頭部に大きく重い何かが直撃した。 魔物は衝撃でコルベールを落とし、同時に、辺りの空気が元に戻った。 「ゴホゴホ・・・爆炎は囮だ。本当の狙いはその斧だ。」危うく窒息死しかけたコルベールが咽ながら言った。 「な・・・に・・・」と血を吐きながら呟きつつ、彼は斧の飛んできた方向を見た。その先には研究所の破れた窓から顔を覗かせている青い鎧の様なものが立ち尽くしていた。 「彼女の名はエリー。私の思念で動き、争いに関する命令を一切受け付けないからくり兵の試作品で、僕の助手だ。」 「ふざ・・・けるな・・・おれに・・・こう・・・げき・・・を・・・」 「私はただ、斧を拾って僕に投げてくれと命じただけだ。命令を実行したら、お前が斧の軌道上にいただけのことだ。 貴様の炎を受けたのも、倒れる場所も計算ずくだった。」 「ぐ・・・やっぱ・・・つえぇな・・・せめて・・・サシであんたと・・・やりたか・・・た・・・」 言い終わる前に、人であることを捨てた男は息絶えた。その瞬間、死体が塵芥となって消え失せた。 「お前が人のまま私に挑んで来たら・・・そうしたかもな・・・」 彼は生徒達の救出に行こうとしたが、どうやらかなりダメージが大きいらしく、動くことは出来なかった。 先手を取ったオスマンが老骨に鞭打って、見えざる最後の敵に放った炎の嵐は突如発生した竜巻によって弾かれた。 風の魔法かとも思ったが、魔力を感じることは出来なかったので、恐らく体を超高速回転させて炎を防いだのだろう。 無論、常人にはそのような事は出来ないが、先程からの発言等から彼が相当の猛者である事は間違いないし、 ひょっとしたら、身体能力を向上させる何らかの魔法薬を使っているのかもしれない。 と、不意にオスマンは思考をやめ、しゃがんだ。 回転しながら後方へと飛んで来る物体の『風』を感じたからだ。 続いて、オスマンは後方へと飛び、さらに100を超える老人とは思えぬ華麗な動きを披露し、不可視の剣を避ける。 「手裏剣でわしの注意を引いた後、接近戦に持ち込み、詠唱をさせぬ魂胆じゃろうが、甘いの。 そんな事ではご大層な肩書きが泣く・・・」 オスマンは最後まで台詞を言えなかった。 背中に3つの刃が深々と突き刺さり、その痛みに気をとられた隙を突き、不可視の剣がオスマンの体に大きなX字を刻んだ。 「油断したな。俺が投げたのは手裏剣ではなく、ブーメランだ。」 剣に付着した血を拭おうとして血が付いてない事に気づいた時、目の前のオスマンの姿が煙のように消え、同時に背中から強烈な炎を浴びせられた。 レイヴンは叫びを上げることも無く、床にその肉体を横たえた。 その光景を見届けたオスマンが飄々とした口調で言った。 「先の攻撃の際に、念の為と偏在を作っといたのが幸いしたわい。油断したのはお前さんの方じゃよ。」 オスマンは部屋へ視線を移した。 愛用していた椅子は真っ二つにされ、天井は崩落、内装の殆どは黒焦げ。 おまけに床に転がった見えない刺客共の死体で足の踏み場も無い状態だった。 そこまで行って、彼は深い溜息をついた。 「何という事をしてくれたのじゃ全く。これならいつもの書類整理や、 在りし日のロングビルの折檻の方がよほどかマシじゃわい・・・」 半分以上は自分がやった事などと言う事実は棚に挙げて、学院長は侵入者に愚痴を零した。 と思いきや、突如入口に炎の球を投げつけた。 炎球は何も無いはずの空中で爆発し、死んだ筈の人間・・・レイヴンに止めを刺した。 「確かに致命傷を負わせたはずなのに大した執念と生命力じゃ。じゃがの、そんなに殺気を漲らせては寝ている子供にも気付かれてしまうぞ。」 オスマンは無益な殺生を好む人間では無い。 この老体はうすうす、敵が息を引き取っていないことに感付いていたが任務を諦め、退散するなら見逃すつもりでいた。 ふと、彼は妙案を思いついた。 この見えない鎧や剣をアカデミーに差し出せば、謝礼として部屋や内装品の修理代が出るかも・・・と。 今、ニューカッスル跡ではメディルが予想外の苦戦を強いられていた。 開戦早々、敵は予想外のスピードでメディルの懐に飛び込み、嵐の様な槍捌きで彼を攻め立てた。 辛うじて、直撃は避けてはいるが、いつまでもそれが続くかといえば答えはNOとなる。 いかにあらゆる魔法に精通したメディルとはいえ、疲労の概念はある。 対して、敵であるグレートライドンはアンデッド故に疲労の概念は無い。 肉体を破壊されない限り、何年でも戦い続けることが出来るのである。 この世界の詠唱を必要とする魔法に比べれば、メディルの魔法は言葉だけで繰り出せる分相当速い。 しかし、それをもってしてもこの状況下での反撃は無理だった。 メラゾーマが槍で弾かれることは以前のやり取りで明白だったし、至近距離でイオナズンやベギラゴンを使えば自身もただではすまない。 マホカンタはあくまで、他者の魔法を跳ね返すので、自分の術を防ぐのは無理だった。 かといって、距離を置こうにも敵の方がこちらより素早く、八方塞な状態であった。 「どうした!?いかなる雑魚が相手でも、逃げるだけでは勝てぬぞ!?」 と、不意にグレートライドンの体が傾いた。いつの間にか、地面が凍らされており、乗っていた馬が足を滑らせたからだった。 すかさず、メディルが距離をとってベギラゴンを放つ。 しかし、呪文は凍える吹雪・・・単なる乗り物だと思っていた馬の吐き出した冷気のブレスによって防がれた。 その上、流石は魔界の馬というべきか、転倒すると思ったメディルの思惑を裏切り、 馬はすぐに体勢を整え再びメディルの懐に飛び込んで来た。 不意を突かれたメディルの胸に、吸い込まれるようにランスが突き刺さった。 槍の主は殺ったと言わんばかりの笑みを浮かべるが、すぐに驚愕に染まった。 突き刺さった筈の槍に、ヒビが入っていき、粉々に砕けた。 次いで、二発のメラゾーマが彼の胴体と馬を粉微塵に吹き飛ばした。 普段なら槍で、距離さえあれば馬の吹雪で防げた技だった。 「何故・・・槍が砕けたのだ・・・どうやって・・・そんな真似を・・・」 凍らされた様子は無かった。にも拘らず、得物が砕けた理由が理解できぬ彼はおもむろに言った。 「先程脱出する際にかけたスクルトのお陰だ。」その問いに、仮面の魔術師はいつもと変わらぬ口調で答える。 「いかに体を硬化させたとはいえ・・・槍を脆くでもしない限り・・・」 言いながら、彼は何かを思い出した。彼の知る限り、武器を脆くする術は無い。 だが、似た効能を持つ術ならば知っていた。 「ま、まさか・・・」 「そう。先程の攻撃の中で槍にルカニをかけておいたのだ。本来防具を脆くする術だが、 武器に使えるよう改造されたものがこちらの世界に来て読んだ書物に記されていた。 考案者は術の名前まで考えてはいなかったようだから、あえてルカニと呼んでいる。」 「ははは・・・いるものだな、そういう凡人の知恵の及ばぬ事をする奴が・・・完敗だよ・・・」 「お前は凡人ではなかった。世が世なら、私の下で有能な部下として召抱えられていただろう。」 「・・・そうだな・・・お前の様な奴が上司なら、私も喜んで仕えただろう・・・ さらばだ・・・最後に良い冥土の土産が出来たよ・・・」 メディルという偉大な魔族の名という土産がね・・・ と言い終える前に最後に残された頭蓋骨が、塵となって消えた。 それを見届けると、メディルは飛翔呪文を唱え、軍と繋がっている魔力の根源を目指して飛んでいった。 ルカニ武器バージョンはここのオリジナルです。 前ページ/ゼロの使い/次ページ
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前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第十四話「ひきょうもの!シエスタは泣いた(前編)」 冷凍怪人ブラック星人 登場 トリステイン王女アンリエッタから、帝政ゲルマニアとの同盟に破局をもたらす手紙を アルビオンのウェールズ皇太子より回収する任務を受けて旅立ったルイズと才人たち。 しかし護衛につけられたグリフォン隊隊長ワルドは、『レコン・キスタ』の回し者だった。 ウェールズの命を狙うワルドは才人が一度は阻止したのだったが、宇宙人連合の横槍により、 結局ウェールズの命はワルドに奪われてしまった。そのため、任務は達成したが、 ルイズと才人の心には重い雲がのしかかった……。 「……よっと。これでいいか?」 『ああ、ありがとな。これでミラーナイトといつでも話が出来る』 旅を終えて魔法学院に帰ってきたルイズと才人が最初にしたことは、ゼロの頼みで姿見を 部屋に置くことだった。鏡ならルイズの部屋にももちろんあったが、全身が見えるものの方がいいと ゼロが言うので、新しく購入したのだ。そして今、それを部屋の壁際に設置した。 『ルイズもありがとうな。わざわざ新しく買ってくれて』 「別に礼を言われるほどのことじゃないわ。これくらい……」 ゼロの呼びかけに対するルイズの返事は、どこか暗かった。それを聞きとがめた才人が、 ルイズに尋ねかける。 「ルイズ、まだ皇太子のことを気にしてるのか? まぁ、俺も何とも思ってない訳じゃないけど……」 「……それもあるけど、それ以上に姫殿下のことが気に掛かってるのよ。姫殿下……あんなに 胸が張り裂けそうな顔をなさって……」 ルイズは、アルビオンから帰還してすぐに王宮に向かい、顛末の報告をした際のアンリエッタの顔を 思い出していた。 彼女は最愛のウェールズの死を聞かされて、静かに嘆き悲しんだ。だがそれ以上に、ワルドが 裏切り者だった事実にショックを受けていた。よりによって内通者を使者に選んだことで、 自分がウェールズを殺したようなものだと自らを責めていた。 軍の立て直しが急がれるこの大事な時に、魔法衛士隊の一角の隊長が離反したという事実は、 余計にトリステインの負担になり、アンリエッタの負担につながる。愛する人の死でただでさえ 精神が傷ついている彼女が押し潰されやしないかとルイズは気を病んだが、そんな彼女に アンリエッタは、努めて笑顔を作って言った。 『大丈夫ですよ、ルイズ。あの人は、最期まで勇敢に戦い、死んでいったと言いましたね。 ならばわたくしは……勇敢に戦って生きていこうと思います』 アンリエッタはそう宣言したものの、それでもルイズの心の暗雲は晴れなかった。あの時ウェールズを 最後まで守り抜けていれば……そう考えてしまう。それは才人も同じだった。 二人がいつまでも暗い顔をしていると、それを察したゼロが急に語る。 『ウルトラマンは神じゃない。救えない命もあれば、届かない思いもある』 「え?」 『前に親父たちが言ってたことさ。ウルトラマンは色んな超能力を持ってるが、それでも 何もかもが出来る訳じゃない。時にはどうしようも出来ないことに直面することもあるってな』 父親たちからの言葉を語るゼロは、けど、とつけ加える。 『だからって諦めちゃいけねぇんだ。立ち止まってちゃ、救える命も救えねぇ。たとえその時は救えなくとも、 前に進み続ければ、別の命を救えられるようになるかもしれない。大切なのは、最後まで諦めずに立ち向かうこと。 心の強さが、不可能を可能にするんだってな』 「……いいことを教えてくれるお父さんね」 ゼロの言葉で、ルイズも才人も少しばかり気持ちが軽くなっていた。そうだ、いつまでも ウジウジしていたってしょうがないじゃないか。今は何も出来なくとも、いつか自分たちに 出来ることがやってくるかもしれない。その時のために、今よりも成長することに 力を注ぐ方が大事なのだ。もう悲劇を繰り返さないために……。 『それより今は、ミラーナイトと話をしようぜ。あいつきっと、超空間で離ればなれになってからのことを 知りたがってるだろうしな』 ルイズたちが決心を固めていると、ゼロがそう言って、姿見に向かって呼びかけた。 『おーい、ミラーナイト! 聞こえてるかー!』 『はい。ちゃんと聞こえてますよ』 姿見の鏡面が揺らぐと、その中に等身大のミラーナイトの姿が映し出された。鏡の中に ミラーナイトがいる構図に、ルイズは驚いて小さく声を上げた。 『驚かせてしまいましたか? 改めて、自己紹介させてもらいます。私は鏡の騎士、ミラーナイト。 お二人にはゼロがお世話になっているようで、お礼を申し上げます』 ミラーナイトはルイズと才人に対して深々と一礼した。しかし腰を折っても、身体が鏡面から はみ出すことはない。完全に鏡の中に収まっている。 「これって幻術じゃなくて、本当にこの鏡の中にいるのよね……。鏡の中に入れるっていう ゼロの話は本当なのね……」 『私のことは既にゼロから聞かれてるようですね。ではゼロ、あなたから私に、この星のことを 教えてもらえませんか? 何分やっと到着したばかりで、右も左も分からなくて……』 『おういいぜ! まずは、このハルケギニアっていうところだが……』 ゼロはハルケギニアという星の特色や文化、文明、メイジのことや、この宇宙に到達してから 今日までのことをまとめてミラーナイトに伝えた。 『なるほど、分かりました。この星は、広い宇宙の中でも独特なようですね』 『あぁそうだな。それでここにいるのが、俺と同化してる平賀才人と、それを召喚したルイズ。 そっちの壁に立て掛けてる剣はデルフリンガーって言うんだ』 「あッ、どうも。ご紹介に預かりました、平賀才人です」 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。みんなルイズって呼んでるわ」 「この俺がデルフリンガーさまだぜ! 全くもう一人の相棒のお仲間は、相棒に負けず劣らず仰天人間だな!」 才人たちが名乗ると、ミラーナイトはもう一度礼をした。口調から受けるイメージ通り、 相当礼儀を重んじるタイプのようだ。 『これから長いおつき合いになることかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。 それでゼロ、あなたには私が不在のせいで大分苦労をさせてしまったようですね。申し訳ありません』 ミラーナイトは今までゼロが一人で怪獣、宇宙人と戦っていたことと、ゼロが移動に難儀していたことを すまなく感じていた。 『いいんだよ。しょうがねぇことさ。それより、お前が無事にたどり着いてくれて嬉しいぜ。 危ないところを助けてもらったしな』 『そのことは、ルイズさんのお陰でもあります』 「え? わたし?」 いきなり名前を出されたルイズがキョトンとする。 「でもわたし、あの時何もしてないわよ?」 『いいえ。この星の到着したばかりで、ゼロがどこにいるかも分からなかった時、あなたの声が聞こえたんです。 だから私はあの場に駆けつけることが出来た』 ミラーナイトが説明されたルイズは、指に嵌まった『水のルビー』に目を落とした。一度は アンリエッタに返却しようとしたが、彼女からせめてもの報酬にとそのままもらうことになった。 代わりに、ウェールズの形見である『風のルビー』を渡したのだった。 『あなたのゼロを助けたいと思う気持ちが、私を呼び寄せたに違いありません。感謝致します』 「そ、そんなお礼を言われるほどのことじゃないわ! 頭を上げて!」 礼を述べられたルイズは、特別なことをしていないのにそこまで感謝されて、むしろ申し訳ない気持ちになった。 そうしていると、ゼロが話を切り替える。 『とにかく、これでウルティメイトフォースゼロが一人集結だ! これからはお前も、 ハルケギニアを守る任務についてくれるよな?』 『もちろんです。それに、鏡さえあれば、ゼロも私の能力で現場へと移動できるようにしますよ』 『おぉっし! これで大分楽になるぜ!』 今までの問題が解消するより、ミラーナイトに会えたことの方が嬉しそうなゼロに、 才人とルイズが思わず苦笑した。 『私の力が必要な時は、鏡面に向かって呼んで下さい。いつでも馳せ参じます』 話が済んで、ミラーナイトの姿が鏡の中から消えると、ルイズは才人に向き直り、その中のゼロに向けて言った。 「あの、ゼロ……昨日は、ごめんなさい」 『ん? 急にどうしたんだ』 「昨日はわたし、ひどいこと言っちゃったでしょう。わたしの方こそ、あなたの事情を無視して勝手なお願いして、 当たり散らして……今になって思えば、自分が恥ずかしいわ……」 ルイズは王軍への助力を頼んで、断られたことで怒鳴り散らしたことを冷静になった頭で思い返し、 反省していた。申し訳なさそうな彼女を、ゼロはあっけらかんと許す。 『いいってことさ。俺も同じ立場だったら、無理言ってると分かっててもキレてただろうからな。 むしろお前が辛いのに、何の力にもなってやれず、すまないと思ってる』 「そ、そんな……こっちが悪いのに、そう思われたらほんとに申し訳ないわ」 二人が謝り合う状態になったことで、才人も含めて笑いをこぼす。そしてその件は、自ずと 水に流すことになった。 その後、才人はルイズの部屋を出てある場所へ向かっていた。 『才人、もうじき日が沈むっていうのに、どこに行くんだ?』 「厨房だよ。シエスタにお礼を言いに行くんだ」 シエスタとは、才人が魔法学院に来てからよく世話になっているメイドのこと。才人がこちらの世界で 最初に仲良くなった相手でもある。しかしルイズは、何故か彼女のことをよく思わないらしい。 別に反りが合わないという訳でもないようなのに、不思議だと才人は考えている。 「俺たちが留守にしてる間に、ルイズの部屋の掃除をしててくれてたみたいだしな。それで マルトー親方に、今どこにいるか聞くんだよ」 『そういえば帰ってきてから、シエスタを見てないな。まだ俺たちが帰ってきたのにも気づいてないかもしれねぇな』 ゼロと話し合いながら、厨房に足を運ぶ才人。しかしそこで、料理長のマルトーからとんでもないことを聞かされた。 「ええッ!? シエスタが辞めた!?」 「ああ。我らの剣が不在の間にな……」 ギーシュを倒した才人を、平民の希望の星だと呼ぶマルトーは、はっきりと告げた。 「そ、それってどういうことですか!? シエスタが何かしたんでしょうか……! それか家庭の事情とか」 「いや、そういうことじゃないんだ。胸糞の悪い話なんだがな……」 マルトーは不快そうに顔を歪ませて、事情を話す。 「先日王宮の遣いのモット伯っていう貴族がやってきてな。学院長に用事を告げて、そのまま 帰ればよかったってのに、偶然鉢合わせたシエスタに目をつけると、自分のメイドにするって言って 引っこ抜いていっちまったんだ……」 「何だって!? そんな無茶苦茶な! シエスタの意思は!?」 「もちろんあいつも嫌がってたが、平民の気持ちなんて、貴族にはどうだっていいのさ。 そして平民は貴族に逆らえない。悔しいが、俺たちじゃどうしようも出来ないのさ……」 残念そうにマルトーが語っている間に、才人は歯を食いしばって顔を歪めていた。 「モット伯? ああ、僕も噂には聞いたことがあるよ」 シエスタを連れ去ったモット伯の情報を得るため、才人はギーシュを捕まえてモット伯のことを尋ねた。 「『波濤』の二つ名を持ち、王宮の勅使の役を任されるほどの貴族さ。ただ、相当な好色家で、 あちこちで若く美しい平民の娘を買い入れて、自分の屋敷に囲ってるそうだ。特に最近は 頻度がひどいって話を聞いてるね」 「そうか……ギーシュ、お前みたいな奴なんだな」 「一緒にしないでくれないか……? 僕は無理強いはしないよ。か弱き女の子は、優しく愛でるものさ」 相変わらず歯の浮くような台詞を臆面もなく言うギーシュである。 「それでまさか、そのシエスタというメイドを取り返そうというつもりかい? やめた方がいいよ。 評判は良くないといえ、モット伯は王宮に直々に仕えるほどの貴族。平民の君にどうこう出来るものじゃないんだ」 「出来る出来ないじゃないんだよ! シエスタのためなんだからな!」 「……まぁ、警告はしたからね」 熱く語る才人に閉口したギーシュは、ふと思い出してつけ加える。 「あッ、そういえば、モット伯がゲルマニアの貴族が家宝にしてる、この世に二つとない 珍しい書物も欲しがってるって話を聞いたことがあるな。もしかしたら、それがあれば話は別かも……」 「何だって!? その貴族ってのは一体誰だ!?」 「うわわ!? や、やめてくれたまえ君!」 興奮した才人がギーシュを揺さぶったので、ギーシュは目を白黒させる。 「ぼ、僕も詳しいところは知らないんだ。それによく考えれば、ゲルマニア貴族の家宝を 手に入れるなんて土台無理な話だよ。今のは忘れてくれ」 「くそッ……まぁとにかく、色々と教えてくれて助かった。最後に一つ、モット伯の屋敷の道順を教えてくれ」 ギーシュより屋敷までの道のりを聞き出すと、才人は彼から離れた。 「道筋は分かったけど、実際問題どうするか……見当がつかないな。ゼロ、何かいい方法はないか?」 『難しいな……。この星の住人が相手じゃ、ウルトラマンの超能力を使う訳にはいかない。 あくまでこの星のルールに則らないといけないんだが……』 「方法はないか……。けど、とにかく行動しないと始まらないよな!」 手段は思いつかなかったが、才人はモット伯の屋敷に向かうことに決めた。だがちょうどその瞬間に、 角の陰から呼び止められる。 「ちょっと待ちなさい。ご主人様を放ってどこに行くつもり?」 「うわッ、ルイズ!? どうしてここに?」 陰から顔を出したのは、他ならぬルイズだった。 「妙に戻るのが遅いから、捜しに来たのよ。全く手間を掛けさせて……。まぁそれより、 モット伯のところへ行くつもりなんでしょ?」 「ま、まさか今の話聞いてたのか?」 無言で肯定したルイズは、ハァとため息を吐く。 「向こう見ずにも程があるわね。ギーシュも言ってたけど、モット伯は貴族よ? 今回ばかりは 力押しじゃどうにも出来ないでしょうし、平民のあんたじゃお目通り出来るかどうかも定かじゃないわ」 「けど、シエスタが! このまま黙ってることなんて!」 「ちょっと落ち着きなさい」 焦る才人を制して、ルイズが告げる。 「しょうがないから、わたしが一緒に行ってあげるわ。公爵家のわたしが相手なら無視は出来ないはずよ。 そしたら、交渉の余地もあるわよ」 「えッ、ほんとか!? 本当に協力してくれるのか!?」 申し出に大喜びする才人だが、直後に不思議がる。 「でも意外だな。お前ってシエスタのこと好きじゃなさそうなのに、力を貸してくれるなんて」 「確かに、あの子のことはあんまり気に入らないけど……不必要にサイトにベタベタするし……」 途中のひと言は、聞こえないように小声で話すルイズだった。 「でも、だからって放っておくのは目覚めが悪いわ。それにあんたはアルビオンへの旅で いっぱい頑張ったし、そのご褒美代わりよ」 「そうか! とにかく、ありがとうなルイズ!」 「お礼を言うのは早いわよ。メイドを取り返してからにしなさい」 非常に嬉しそうな顔を見せる才人を一瞥したルイズが、次のように思う。 (そうよ。サイトとゼロには何度も助けてもらってるんだから、せめてこういうところじゃ 力になってあげないと……) 才人とゼロにどんな力があろうと、貴族社会の中では無力に等しい。だから二人の代わりに力になろう。 今の自分では、そういうことでしか役に立てない……と、とにかく才人とゼロの役に立つことを望むルイズは考えた。 それからモット伯の屋敷へ急行したルイズと才人は、門番に話をつけて、屋敷の中に立ち入ることに成功した。 「うわッさぶッ! 何だってこんなに寒いんだ? 夏でもないのに、冷房効きすぎじゃないのか?」 門をくぐってエントランスホールに踏み込んだ才人は開口一番に、身体を震わせつつ言い放った。 屋敷の中は、明らかに外よりも冷え込んでいるのだ。 「レイボウが何かは知らないけど……確かに変ね。水系統の魔法でも暴発させたのかしら?」 ルイズも身震いしながら疑問に感じていると、二人の面前に問題のモット伯が、執事風の格好の老人と うら若き乙女を従えながら屋敷の奥よりやってきた。 ルイズと才人は、その内の乙女、もっと言えば彼女の格好に目を引きつけられた。ハルケギニアでは 見たことのない純白の衣装を纏っており、ルイズはどこの民族衣装だろうと考えた。 だが才人はその衣装の正体を知っていた。日本の伝統的な着物そのものなのだ。だが、 当然この世界に日本は存在しない。ならあの着物はどういうことか? その疑問を考える間もなく、 モット伯が口を開く。 「そなたがヴァリエール家の三女か。こんな夜更けに、どのような御用で」 非常に抑揚のない、冷たさすら感じられる口調だった。この屋敷の中の気温より冷たいかもしれない。 (変ね……学院で遠巻きに見ただけだけど、こんな人だったかしら。顔色もやけに悪いし…… もっとも、それはここの衛兵たちも同じだけど) モット伯や周りにいる衛兵たちの様子を観察していぶかしむルイズ。そろいもそろって 青白い顔を並べており、比較的血色がいいのは老人と女性だけというありさまだった。 しかし今はそんなことを考えていても仕方ない。気を取り直して口を開く。 「突然のご訪問をお許し下さい。実は、伯爵に折り入ってお願いがございます」 「それは一体何か」 「伯爵が学院よりお連れになった、シエスタという名のメイドをお帰しいただきたいのです。 彼女はわたしの使い魔がよく世話になっている娘ですので、急にいなくなられると困ると 使い魔が申しております。代わりに伯爵のご要望を、ヴァリエールの名の下に何でもお叶え致します。 どうぞ、お願い出来ませんでしょうか」 へりくだった態度で頼み込むルイズ。しかし、 「断る。今の私が求めるのは若い娘のみ。それ以外には何も求めぬ。帰るがよい」 「なッ……!?」 交渉する余地もなくはねつけられたことで、ルイズも才人も絶句した。上手く行かないかもしれないとは思ったが、 ここまで頑なな態度を取られるとは思わなかった。 「ち、ちょっと! 少しは考えてくれてもいいじゃないですか!」 必死に食い下がる才人だが、彼が口を開くと、モット伯は汚らしいものでも見るような目つきを向けた。 「黙れ。平民風情が、貴族の私に盾突こうというのか。衛兵、その男を叩き出せ」 「うッ!?」 モット伯の命令で、あっという間に衛兵が才人を掴んで、槍を向けた。想像以上の暴挙に ルイズが慌てていると、モット伯の前に黒髪でそばかすが目立つが整った顔立ちの 若いメイドの少女が飛び出てきた。彼女こそ、問題の中心のシエスタだ。 「お待ち下さい! 伯爵、この者をお許し下さい! 私が代わりに罰をお受けしますので、どうか!」 隠れて話を聞いていたシエスタは、すぐに才人への許しを乞うた。だがモット伯は態度を緩めない。 「邪魔だ。たかだかメイドが、お前も私に逆らうというのか!」 「あうッ!」 あろうことか、モット伯はシエスタを足蹴にした。これにはルイズも怒りを爆発させた。 「伯爵! いくら平民でも、何の罪もない娘に何て振る舞いを! すぐに謝りなさい!」 声を荒げて怒鳴ると、ルイズにも槍の穂先が突きつけられた。 「ちょッ!? ど、どういうつもり!? わたしに手を上げるなら、ヴァリエール家が黙ってないわよ! それでもいいの!?」 普段は出さない家の名前で脅しを掛けることまでするが、そうしたらモット伯に代わって老人がルイズを嘲った。 「黙れ黙れ、所詮は小娘が! 伯爵は今や、そんなものなど全く怖くないほどの力を得られたのだ! 痛い目を見たくないのだったら、このまま黙って帰るがいい!」 「何ですって……!?」 ルイズはたかが使用人が自分に向かって無礼な物言いをしたことより、その内容に耳を疑った。 公爵家の権威が怖くない力とは、どういうことなのか。おかしい。入った時点で思っていたが、 この屋敷はおかしいことだらけだ。 「ちょーっと、お待ちなさいな!」 危機的状況にルイズと才人が冷や汗を垂らしていると、急にこの場には似つかわしくないほど 明るい声が響き渡り、同時に門が外から勢いよく開かれた。そうして立ち入ってきた人物の顔を見て、 ルイズが唖然とする。 「キュルケ!? あんた、何でここに!?」 燃えるような赤い髪は見紛うはずもない、キュルケである。相変わらずタバサが同行しているのは、 シルフィードに乗せてもらったからだろう。ルイズの問いかけに、キュルケはしれっと答える。 「今日旅から帰ったばかりなのに、サイトがギーシュからモット伯爵の話を根掘り葉掘り 聞いてるところを目にしてね。これは何かあると思って、つけさせてもらってた訳」 「ちょっと! また野次馬根性出したってことね!?」 「まぁまぁ、今はそんなこといいじゃない。それよりモット伯爵」 ルイズを適当にあしらうと、キュルケはモット伯に向き直って、服の下から包みに覆われた何かを取り出す。 「聞けばあなた、我がツェルプストー家の家宝をご所望なんですって? ここにあるから、 それでお手打ちにして下さらないかしら?」 「え? 家宝って……まさかギーシュが言ってたゲルマニアの貴族って、キュルケのところだったのか!?」 かなり身近にいたことに、才人は思い切り面食らった。 「これは昔、あたしのおじいさまが、あるメイジが偶然何処かから召喚したものを買い取ったものなの。 あたしも中身を見たけど、ほんとにこの世に二つとないような珍しい本で、特に伯爵のようなお人が 欲しがりそうなものだったわ。だからこれに違いないと思って、嫁入り道具として渡されたこれを持ってきたって訳」 「い、いいの? 家宝をそんな簡単に交渉材料にしちゃって」 キュルケのことを毛嫌いしているルイズも、さすがに戸惑った。だがキュルケはあっさりとしている。 「字は読めなかったけど、載ってる挿絵だけならあたしには必要のない内容だったし、別に構わないわ」 「……断る。今の私に必要なものは、生身の娘だ。書物など、どうでもよい」 求めていたはずの書物を引き合いに出しても、モット伯は断固として譲らなかった。 しかしキュルケは下がらない。 「まぁそう焦らないで。中を見てからご判断なさっても、遅くないんじゃないかしら?」 と言いながら、包みを外して、中身を皆の目に披露した。その瞬間、才人が思わずつぶやく。 「えッ!? あれって、エロ本じゃ……」 書物の正体は、女性のあられもない姿が表紙になっている、ひと昔前のエロ本に間違いなかった。 予想外すぎる正体に才人が言葉をなくしていると、それに反応した者がもう一人いた。 「何!? それは地球の書籍か! 何故この星に?」 「……え?」 おかしなことを口走った老人に、ルイズや才人、キュルケらの視線が集中した。そうすると、 老人は途端にしまったという表情になる。 『才人、あいつもしかして……』 「ああ。俺も今そう思った」 ハルケギニア社会では耳にしない単語が飛び出たことで、ゼロも才人も老人の正体を勘ぐった。 そのため才人は、確信を得るために、こっそりウルトラゼロアイをガンモードで取り出して 老人に突きつける。 「おいあんた。これが見えるか?」 「ぬッ!? 貴様まさか! おのれッ!」 ウルトラゼロアイは、この星の住人では武器になるものとは想像できない形状なのにも関わらず、 老人は明らかに用途が分かっている反応を見せた。これで確定だ。 「お前人間じゃないな! 正体を見せろッ!」 「ぐわぁッ!」 トリガーを引いて光線を浴びせると、それにより老人の姿が揺らぎ、黒い身体に白い顔面、 ギョロリと剥いた大きな眼球に赤鼻が目立つ怪人の姿に早変わりしていた。 「そ、その姿は! もしかして!」 ルイズたちがこの変化に驚愕していると、正体を現した怪人は名乗りを上げた。 『バレてしまったならしょうがない! 私は宇宙人連合の一人、土星からやってきたブラック星人だ!』 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
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一行はウェールズに案内され、彼の居室へ向かう。 そこは皇太子の部屋とは思えない質素な部屋であった。 ウェールズは机の引出しをあけ、宝石が散りばめられた小箱を取り出し、つけていたネックレスの先に ついている小さな鍵を小箱の鍵穴に差し込み、中から一通の手紙を取り出す。 ウェールズは名残惜しげに手紙を開き、目を通した後、丁寧に畳み直し封筒にしまい、ルイズに手渡す。 「この通り、確かに返却した」 「ありがとうございます」 ルイズは深々と頭を下げ、手紙を受け取る。 「明日の朝、非戦闘員を乗せた『イーグル』号が出発する。貨物船は代わりに接収させてもらうがね、 それで君達はトリステインに帰りなさい」 ルイズは目を伏せていたが、決心したように目をあげ、問い掛ける。 「あの、殿下…先ほど栄光ある敗北とおっしゃりましたが、王軍に勝ち目はないのですか?」 ウェールズは即答する。 「ないよ。こちらは三百、あちらは五万。攻勢側は防衛側の3倍の戦力が必要というが、3倍どころか100倍を優に越している。 それに、防衛側というのは有利な分、奇襲などで戦力差をひっくり返しにくい。 いくらこちらの士気が高かろうと、全員が玉砕覚悟でぶつかって三百も潰せれば成功した方だろう」 「その玉砕覚悟でぶつかる兵には殿下も含まれているのですか?」 ルイズは詰め寄る。 「当然だよ、だが不幸にも僕は皇太子でね、真っ先に突っ込んで死ぬわけにも行かない。生き長らえるつもりも ないけれどね。今までこんな戦いに付き合ってくれた兵士たちを見届ける義務がある。一人でも多く戦えなくし、 一本でも多く武器を折り、一秒でも長く粘るつもりだ」 ルイズはウェールズの再び頭を下げる。 「殿下、失礼を承知でお聞きしたいことがあります」 「なんだね」 「この、ただいまお預かりした手紙の内容、もしかしてこれは…」 「ちょっと、ルイズ」 キュルケがたしなめるが、ルイズは意にも介さない。 「この任務を申し付けた姫様と手紙を預かっていた殿下のご様子、尋常ではありませんでした。 もしや、アンリエッタ姫様とウェールズ殿下は…」 ウェールズは微笑んで応える。 「そう、その手紙は君の想像の通り、恋文だ」 「やはり、殿下は姫様と恋仲であらせられたのですね?」 「昔の話だ」 ウェールズは顔色を変え遠くを見るような表情になる。 「殿下、トリステインに亡命なされませ!」 ルイズの声色が強くなる。 ワルドがルイズの方に手をおき、諌めようとするが止まらない。 「お願いでございます!我々と一緒にトリステインにいらしてくださいませ!」 「おいルイズ、それくらいにしておけ」 ワムウがルイズに低い声をかける。 「なによワムウ、あんたには関係ないでしょ!」 「それはお前も同じだろう、お前は話を聞いていて亡命などできんことがわからんのか?」 「そう、彼の言う通りだ。臣下達を見捨てて亡命などはできんし、仮に臣下達を逃がせるとしても トリステインに迷惑をかけるわけにもいかないし、彼らも、僕も亡命などは選ばないだろう」 「なぜですか!自分の命が惜しくないのですか!おそらく姫さまも手紙で亡命を薦めているはずです!」 ルイズは涙を流しながら声を張り上げる。 「惜しい、惜しいに決まってるさ。怖いし、恐ろしいし、辛いし、今すぐにも逃げたいさ。 だが、人間には命以上に大切なものというものがあるような気がする。武人として、貴族として、皇太子として、 アルビオン人としての名誉と、臣下の信頼を裏切って亡命などできない。 …人間は高度な知性を持っていると言うが、もしかしたら最も馬鹿な生き物なのかもしれないね」 ウェールズは自嘲気味に笑い、続ける。 「君は、正直な女の子だな、ラ・ヴァリエール嬢。正直で、真っ直ぐで、いい目をしている。 しかし、忠告はしよう。そう正直では大使など務まらないよ、しっかりしなさい」 ルイズに微笑みかけ、そういった。 「…だが、亡国への大使としては適任かもしれないね。明日には滅ぶ政府は誰よりも正直だからね」 ウェールズは腕に巻かれたこの世界でも珍しい、魔法で動く腕時計に目を通し言った。 「そろそろ、パーティの時間だ。おそらく我らの王国最後の客人よ、ぜひとも出席をお願いしたい」 一行はワルドを除いて部屋を出て行く。 ワルドは一礼し、ウェールズになにか頼み込んでいた。 城のホールで行われる華やかなパーティ。 「明日で終わりだっていうのに、随分華やかね」 ルイズの言葉にワルドは頷く。 「明日で終わりだからこそ、ああも明るく振舞っているのだ」 貴婦人達の間から歓声が上がる。ホールの入り口から皇太子がつかつかと玉座へ近づき、 何事か父王に耳打ちする。 国王、ジェームズ一世は立ち上がろうとするが、年のせいかよろけ、倒れそうになる。 会場のあちこちから屈託のない笑いがこぼれる。 「陛下、お倒れになるのはまだ早いですぞ!」 「明日まではお立ちになっていただけなければ我々が困ります!」 会場から野次にも似た軽口が飛ぶが、国王も悪意はないとわかっており、軽口で返す。 「おのがたも二日酔いで決戦に参加するのだけは勘弁願いたいのう」 ウェールズが体を支え、立ち上がった国王が咳を一つすると会場の全員の顔が引き締まる。 「諸君。いよいよ明日正午、このニューカッスル城に立て篭もった我らを駆逐しようと逆賊どもの 総攻撃が行われる。この無能な王に、諸君らはよく従ってくれた。しかし、明日は戦いではない。 おそらく一方的な虐殺となるであろう。これも、無能な諸君らの責任である。朕は諸君らの 馬鹿さ加減にはほとほと呆れた。よって、ここにいる自分以外の全員、全てクビとする。 獲物になってやるネズミは朕一人で充分だ」 会場がざわめく。 「…明日の朝、巡洋艦『イーグル』号がここを離れる。国王として最後の命令だ、どこの港に 着けるかはわからない…しかし、止めてもらえる港へ風石が続く限り飛べ!ただ今より全員に暇を与える!」 ざわめきが大きくなる。 「諸君らがこの忌まわしき大陸を脱出した後、この老いた城は老いた貴族と共に散る。以上!出発の準備をせよ!」 「あらら…、クビかよ」 「まいったね」 「どーする?」 兵の中から声が漏れる。 貴族たちが大声を上げる。 「殿下!老いた貴族と呼ばれるほどまだ私は老いていないと思っていたのですが!」 「私たちはもうクビにされた一人の人間、その命令は誰に言っているのですか?」 「これだけネズミが居れば、猫の数匹の喉を切り裂き、派手に散れるでしょうな!」 「耄碌するには早いですぞ、殿下!」 国王は涙目になる。 「この大馬鹿どもめ!だから貴様らはクビにされるのだ!一人も二人も百人も大して変わらん戦力差だぞ! ここまで無能だとは思っていなかったぞ!」 「無能な貴族に守るものは名誉しかございません、殿下」 「アルビオン人として名誉を守り通しましょう、殿下!」 「アルビオン王国万歳!我らが名誉よ、魂よ、結束よ!永遠なれ!」 辺りは喧騒に包まれ、客人であるルイズ達に貴族らがかわるがわる訪れ、 料理を勧め、酒を勧め、冗談を言った。 ルイズは、泣き言も愚痴も一切言わない彼らの行動が逆に悲鳴をあげているように見えた。 いたたまれなくなり、ルイズは外へ出て行く。ワルドはそれを追いかける。 「ワムウ…」 ルイズが外に出て、最初に目に入ったのは甲板でたたずんでいるウェールズと話しているワムウだった。 「ねえ、ワムウ…なんであの人たち笑うの?なんであんなに明るいの?」 ワムウは返事をしない。 「どうして、彼らは死を選ぶの?皇太子さまは、姫さまが…恋人が逃げてっていっているのに… なんでそれでも逃げないの?愛する人より大切なものなんかあるの?」 「俺は戦いに生きる。奴らは名誉に生きる。似たものとは言いがたいが理解はできる。 それが、人間というものなのだろう。ひ弱で、短命で、傲慢だが、いや、だからこそ俺は人間に 一目おくこともできる。もしかしたら、我ら柱の男以上に素晴らしい生き物なのかもしれない」 「なにが素晴らしい生き物よ!死んで残される人のことなんか考えてないお馬鹿さんばかりよ!」 「名誉のために、国や話したことも無い人間を守るために散っていく者は我が世界にもいた。 しかし、考え方は違うが精神的に戦士である彼らを馬鹿にすることは許さんぞ」 「あんたも、大馬鹿者ね。あんたは私なんかじゃなくてここのお馬鹿さんの使い魔になればよかったのにね」 ルイズは呟く。 そこに、追いかけてきたワルドが現れる。 「ルイズ、パーティを抜け出して、どうしたんだい?ずいぶん探したよ」 「ワルド様…どうしたんですの?」 「ルイズ、大事な話がある。使い魔君も聞いてくれたまえ」 「なんですか、ワルド様?」 「ウェールズ皇太子にも許可をいただいた。衣装も用意した」 「もう、なにをなんです?」 ワルドが一泊あけ、ルイズの肩をつかみ、強く言った。 「日程は明日、媒酌は皇太子に頼んだ。場所はここの教会でだ。ルイズ、結婚しよう」 To be continued.
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前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百五話「魅入られた少女」 毒ガス幻影怪獣バランガス 登場 リシュの引き起こした事件が解決し、クリスが帰国してからしばらく経ったある日のこと。 朝もやの中、ヴェストリの広場に、一人、一人と生徒が現れた。いずれも、地獄のアルビオンから 生還した生徒たちである。 軽く緊張した面持ちの彼らの目の前に、二人の男子が立つ。ギーシュと才人だ。 その内の才人が、かちんこちんのギーシュの肘をつついた。 「な、なんだね?」 「お前、隊長だろうが。ちゃんと挨拶しろよ」 「うう……」 「なんだよ?」 「い、胃が痛い……」 集まった生徒たちが爆笑した。 「……しっかりしてくれよ」 「やっぱり、きみが隊長になったほうがよかったんじゃないかね? 水精霊騎士隊(オンディーヌ)の 隊長なんかぼくには荷が重すぎる」 困った顔でギーシュが言った。 リシュの件で、才人が囚われの身となり、ルイズも一時命の危機に瀕したことを知ったアンリエッタは、 二度と同じようなことが起きないようにするため、表向きは怪獣や宇宙人に関わるような怪奇事件を調査する 目的の、実態は才人たちの支援組織となる新たな騎士隊の結成を学院に対して発令したのだった。騎士隊の 名称は、英雄たちウルティメイトフォースゼロを助ける騎士たちとして相応しい名誉ある名を、とアンリエッタが かつて存在した伝説の近衛隊の呼び名からつけたのであった。 才人はゼロに変身する都合上、隊長だと色々と不都合が生じるし、ハルケギニアのルールに 疎いところもあるので、副隊長の座に着いた。代わりの隊長はギーシュだ。人柄と実力と経験に 不安は残るが、父親は元帥だし、他に適任もいなかった。 「由緒がどうした。気にしたってキリがねーだろ」 「で、でもな……、さすがにぼくがその、伝説の騎士隊の隊長というのは、うーむ……」 「おいギーシュ! サイト! いつになったら訓練を始めるんだよ! 毎朝グダグダじゃないか!」 二人がもたもたしていると、隊員の間から野次が飛んだ。 「ほら、お前が、もたもたしてるから文句言われたじゃねーか」 「きみがうだうだ文句ばっかりつけるからじゃないのかね!」 「お前が情けないからだろうが!」 「だから隊長はきみがやれって言ったじゃないか!」 才人とギーシュで言い争いになると、才人が小馬鹿にした調子で言い放った。 「……ったく、そんなだからモンモンに許してもらえねえんだよ」 「モンモンとのことはきみにかんけぇええええないだろぉおおおおおおおッ!」 キレたギーシュが才人に殴りかかった。 「やりやがったな! いいぜ、今日の訓練の初めはお前とのぶつかり稽古だぁぁぁッ!」 才人の方もギーシュに飛びかかってやり返す。彼らの熱に当てられた隊員たちもギーシュ側、 才人側の二つに分かれて壮大な取っ組み合いを開始した。 その様子を見ていたルイズが呆れ返ってつぶやいた。 「……毎度毎度、飽きもせずによくやるわね」 その日の午後、昼食の席。オンディーヌが結成されてから、才人はルイズの隣ではなく 騎士隊の者たちとかたまって食事することが多くなっていた。 その席で、ギーシュやマリコルヌがある話題を上げていた。 「今年のスレイプニィルの舞踏会に、オールド・オスマンが女王陛下を来賓に仰いだが、 キャンセルされたと教師たちが噂してたよ。ああ、舞踏会の席で女王陛下にお目通り 出来たら望外の喜びだったのに……。実に残念だよ」 「でもそれは仕方ないだろ。女王陛下は連日激務に追われていらっしゃるそうだし。所詮は 学院の一行事にお越しいただくという方が無理ってもんさ」 二人の話を耳に入れた才人が尋ねかける。 「スレイプニィルの舞踏会?」 「そうだよ、今度、新学期が始まるだろ?」 「新学期で、どうして舞踏会なんかやるんだよ」 「そりゃ、歓迎に決まってるじゃないか。新しく入ってきた貴族の少女たちは、社交界が初めて という子も少なくない。そんな子たちに、ぼくが手取り足取り、大人の社交を教えるのさ! あ、少年もいるけどね」 要は新入生歓迎会のようなものか、と才人は解釈した。そういえば、自分が召喚されたのは 春の使い魔召喚の儀式の場だったから、今現在と大体同じ季節のはず。あれからもう一年が 経とうとしてるんだなぁ、と何だか感慨深いものを感じた。 「でだな、ただの舞踏会じゃないんだよ!」 話が進むに連れ、ギーシュは興奮気味になる。 「どこがどう“ただの”じゃないんだよ」 「仮装するのさ」 「仮装? そんなの別に普通だろ。どこがすごいんだよ」 才人が問い返した時、後ろの席の会話が才人の耳に入ってきた。 「知ってるかい? 最近、トリスタニアの上空に現れた“怪鳥”の話」 「ああ。竜騎士隊に勤める兄貴も噂してたが……、ほんとなのか?」 才人はそちらが気に掛かり、ギーシュたちをほっぽって聞き耳を立てた。 「……なんでも、幅は百五十メイルはあったって言うぜ」 「フネじゃないのか?」 「そんなかたちのフネがあるもんか。それに鳥のようなかたちをしてたって。仮に怪獣だとしても でかすぎだよな。まぁ、アルビオンでそれくらいの大きさの奴が現れたけど……」 「やめてくれよ……。あんな感じの化け物がほいほい出てきたらたまんないぜ……」 才人はいささか不穏なものを感じて、席を立って話を聞きにいった。 「その話、詳しく聞かせてくれないか?」 それは、最近宮中で噂になっていることであった。竜騎士が夜間飛行中に、巨大な“影”を見たと。 幅は百メイル以上で、およそ生物とは思えないような奇妙な音を立てていたという。しかし竜騎士の竜が 怯えて、観察する前に逃げ出してしまったそうだ。報告を受けた竜騎士中隊があがったときには、もう霞の ように消えていたという。王宮では、雲を見間違えたという意見が主流のようだ。 才人はその“怪鳥”の噂を考察する。やはり怪獣としても大きすぎるから、宇宙人の円盤の 一種だろうか。しかし、竜騎士に見つかるようなヘマをする円盤がウルティメイトフォースゼロの 監視をかいくぐれるとは思えない。 いずれにせよ、この噂話だけでは情報があまりに足りないので何も断定は出来ない。 だが新手の敵かもしれないので、覚えておいた方がいいだろう。 才人が席に戻ると、マリコルヌに見咎められた。 「おい、人の話はちゃんと聞けよ! 途中で席を立つなんて失礼極まりない!」 「んあ? ああ、ごめん。で、仮装がどうしたって?」 「もういい!」 「ごめんごめん。そう怒るなよ。お前たちも気にならないか? トリスタニアの上空に現れた 謎の巨大な影! こういうのを調べるためのオンディーヌだろ」 「夜の哨戒飛行なんて、誤認の連続だよ。そもそも空の出来事じゃあ、ぼくたちじゃ調べようがない。 裸のお姫さまが飛んでた、なんて情報なら調査に乗り出してもいいが」 ギーシュらはへそを曲げてしまっていた。参ったな、と才人が思っていたら、眼鏡をかけた少年、 レイナールが口を開いた。 「きみたち、舞踏会も謎の影もいいが、騎士隊そのもののことももっと考えてくれよ。ぼくたちが 宮中でなんと呼ばれているか知ってるかい? “学生の騎士ごっこ”だぜ? そりゃあ、昔の偉大なる 武人たちと比べられて、“子供のお遊び”なんて言われてしまうのはしかたない。でも、ぼくたちが それに甘んじるいわれもない。だからこそギーシュ、サイト、きみたちにはもっと真面目に考えてほしいのさ」 ギーシュと才人は、うむむ、と顔を見合わせた。 「きみの考えは正しいかもしれんが、で、どうすりゃいいんだ?」 「もっと陣容を強力にしたい。今のところ、シュヴァリエはサイトだけじゃないか」 「といっても、シュヴァリエなんてなかなかもらえる称号じゃないし……」 「一人知ってるぜ」 レイナールの考えとは、才人の他に学院でシュヴァリエの称号を持つタバサを騎士隊に 招き入れるというものであった。 そんなレイナールたちにオンディーヌ加入を誘われたタバサだったが、彼女は北花壇騎士の 任務がある。つき合ってはいられないので、すげなく断ったのだった。 そしてその日に、タバサは新たな密書を受け取った。しかしそれはいつものイザベラの 召集状とは違い、チクトンネ街のある酒場に来るようにとの指示書であった。 その指示通りに酒場に着いたタバサを迎えたのは……かのシェフィールドだった。彼女は タバサに対して、このように告げた。 「あなたとわたしの主人はね、こういう風に考えているの。世界に四匹しかいない竜同士を 戦わせてみたいんだけど……、どうしていいのかわからない。で、竜を捕まえることにしたってわけ」 「…………」 「竜には、強力な護衛がついている。だから、あなたにその護衛を退治してほしいのよ。 その隙に、わたしが竜を盗むってわけ」 「護衛を退治?」 「あなたもよく知っている人物よ」 シェフィールドの見せた似顔絵を見て、タバサの目が見開かれた。 「この任務を成功させたら……、大きな報酬があるわ。あなたの母親……、毒をあおって 心を病んだのよね。その、心を取り戻せる薬よ」 タバサは軽く唇を噛んで震え、シェフィールドに敵意を含めた視線を送った。 「あら? 天下の北花壇騎士さまが、知り合いだからって私情を挟むの? わかってるの? あなた、自分の母親の心を取り戻せるチャンスなのよ」 ギーシュたちが話題にしていた、スレイプニィルの舞踏会の当日がやってきた。その舞踏会前に、 ルイズは才人に、仮装舞踏会で絶対自分を見つけることと厳命した。この命令の裏には、ルイズと シエスタの女の勝負があるのであった。 夢の世界で、才人との間に確かな絆があることを実感したルイズ――。しかしそういうことが あるとすぐ調子づくのがルイズという女。主人と使い魔の絆が奇跡を呼んだのよ、これはどこぞの 泥棒猫が入り込む余地なんてないわねオホホという感じにシエスタ相手に散々自慢し、さすがに イライラが頂点に達したシエスタが、この際ですから白黒はっきりつけましょうと勝負を申し出たのだった。 その内容こそ、スレイプニィルの舞踏会で才人がルイズを見つけられるかどうか。見つけられたら、 シエスタは才人のことをきっぱりあきらめるという条件であり、そのためルイズは気合いが入って いたのだった。 さて、スレイプニィルの舞踏会とはギーシュたちの言ったように、ただの仮装舞踏会にあらず。 “真実の鏡”を使用して、自分の最も憧れる人物の姿に変身するという内容である。そしてルイズが 変身した相手とは……二番目の姉のカトレアであった。 「サイトはわたしがわかるかしら」 つぶやいたルイズは、わかるわよね、と思った。何せ、カトレアの姿なのだ。 ホールには、それぞれ変身をした様々な人で溢れていた。伝説の勇者、偉人、有名人……、 ウルティメイトフォースゼロの姿になった人もチラホラいたので、ルイズは苦笑した。 才人が自分の元までやってくるのを待つルイズだが、舞踏会が始まった直後に背後から名前を呼ばれた。 「ルイズ」 早いわね! とウキウキしながら振り返ったルイズだが……残念ながらお目当ての才人では なかった。ずっと背が低いし、何より女子だ。 「タバサ?」 後ろにいたのがタバサだ。ルイズが名前を言うと、コクリとうなずいたので、誰かの変身ではないようだ。 「そんな姿でどうしたの? 仮装するなら、鏡はホールの入り口よ」 入り口を指差すルイズだが、タバサは彼女の言うことには構わず、ルイズの手を取って引っ張り出す。 「ついてきて」 「え? ち、ちょっとタバサ、わたし今、大事な用があるんだけど……」 いつになく強引なタバサに戸惑うものの、今まで何度も助けられているので、袖にするのは 忍びない。ルイズは手を引かれるままにホールから外へ連れ出されていった。 才人がホールにやってきたのは、ルイズが連れ出された後だった。彼は周りを見回してひと言、 「うわッ、ゼロたちの格好までいるぜ! しかも仮装っていうか、ほぼそのまんまだ! これどういうことかな?」 ゼロは透視を行って、仕組みを見破る。 『魔法で姿を変えてるみたいだな。まぁ魔法の学校の仮装だから、当然ってとこだろうな』 「そうか、ギーシュたちが話してたのはそういう意味だったのか」 『だがルイズが誰なのかは教えねぇぜ。それじゃフェアじゃねぇからな』 「ああ、分かってるよ」 才人はちゃんと己の判断力でルイズを見つけ出そうとする。しかし一歩踏み出したところで…… 異常が発生した。 周囲の人たちの容姿が一瞬にして変化し、見慣れた学院の生徒たちのものとなったのだ。 変身が解除されたみたいだ。 「うわ! 魔法が解けた!」 「まだ舞踏会は終わってないぞ!」 騒然となるホール。才人は何事かと呆気にとられる。 「何だ何だ? 何か事故でも起きたのか?」 一方、ゼロは訝しげな声を発する。 『妙だな……。ホールのどこにもルイズの姿がねぇぞ。魔法が解けたのなら、この場にいなけりゃ いけないだろうに』 「え? それってどういうことだ……? 俺に見つけろって言っておいて、自分はここにいない?」 才人が、訳が分からずに首をひねっていると、ゼロの声が不意に緊迫の色となった。 『! 学院の外に異様な気配が現れたぜ! まずい、ルイズの身に何か起こったのかもしれねぇ!』 「何だって! やばい、すぐ行かなきゃ!」 才人はマントを翻し、急いでホールの出口へ向かって走り出した。 その少し前……ルイズはタバサに連れられ、学院の外、明かりが届かないような場所まで来ていた。 夜の帳に覆われた野外まで連れられ、ルイズも不審に感じる。 「ねぇタバサ、ここはもう学院の外よ。こんなところに連れてきて、何のつもり……あら?」 気がついたら、タバサの姿がなくなっていた。自分が目を離した一瞬の隙に、どこかへ 行ってしまったのか。だが何のために? 「た、タバサ? どこ行ったの? 変な冗談はやめてちょうだい、あんたには似合わないわよ……」 また、自分の姿がいつの間にかカトレアから元に戻っていることにも気がついた。 「え? 舞踏会が終わるには早すぎるはず……」 「確かにお目当ての子に間違いないわね。悪いけれど、確認のために魔法は解かせてもらったわ」 闇の中から、知らない声音が聞こえてきた。ルイズは咄嗟に身構えて、杖を抜いた。 「誰ッ!? 姿を見せなさい!」 「これは失礼」 自分の前方から、マジックアイテムの明かりとともに黒髪の見慣れぬ容貌の女が現れた。 ハルケギニア大陸では見ないような顔の作りだ。 「わたしは、こっちではもっぱらシェフィールドと名乗ってる者。けれど、あなたには……」 女の前髪が揺れ動き、隠されていた額が露わになった。 そこには、ルーン文字が刻み込まれている。 「ミョズニトニルン、と名乗った方がいいかしら?」 その名と、額のルーン文字――才人の左手の甲のガンダールヴの印と酷似した刻印で、 ルイズは驚愕した。 「“虚無”の使い魔!?」 「うふふ、こうして顔を合わすのは初めてね、わたしの主人と同じ力を持った娘さん」 シェフィールドこと、才人以外の“虚無”の使い魔が目の前に出てきたことに、ルイズは 呆気にとられた。ティファニアとの出会いで、虚無の担い手は四人いることは既に知っていた。 そしてまだ見ぬ他の二人が使い魔召喚をしていたら、才人以外の人間の使い魔が出来ているはず。 そのことは考えていたが、それが本当にいるのだと見せられたらさすがに驚きを禁じ得ない。 同時に、この状況からして、ミョズニトニルンは穏やかな用事でルイズの前にやってきたのでは ないことも理解した。 「わたし以外の担い手の使い魔が、こんな夜更けに何の用かしら!」 深く警戒しながら問うと、ミョズニトニルンは変に恭しい態度で頭を垂れた。 「あなたをお招きに参ったのです。わたしの主人は、この世に三人しかいない同じ力を持った同志を、 ご自分の元へご招待するようわたしに仰せつかったので」 「ふざけないで! 要するに、わたしをさらおうってことでしょ! 誰があんたなんかの言うことなんか……」 ミョズニトニルンの振る舞いに、逆に神経を逆なでされたルイズは怒鳴るが、どこからか 赤い煙が立ち込めてくると、その声が急速に弱まる。 「うッ、これは……!」 毒ガスだ、と判じた時にはもう遅く、ルイズの意識が遠のいてその場に倒れかかった。 彼女の身体を、ミョズニトニルンが操るガーゴイルが受け止め、背に乗せる。 「陛下と同じ虚無の担い手でも、所詮は小娘、呆気ないものね。後は陛下の元まで連れ帰るのみ……」 ミョズニトニルンは自身もガーゴイルに乗っかって飛び立とうとしたが、そこに才人が駆けつけてきた。 「ルイズッ!」 「あら、護衛の騎士様はさすが有能ね。ここを突き止めるなんて。でも、一歩遅かったと いうところかしら」 嘲るミョズニトニルン。才人はこの状況をひと目見て、大体のところを察してデルフリンガーを抜いた。 「ルイズを返しやがれ!」 あらん限りの殺気を向けるが、ミョズニトニルンは涼しい顔で嗤ったままだ。 「あんたの相手は、わたしじゃあないわ」 ミョズニトニルンの背後の闇の中から……赤い毒ガスとともに巨大怪獣が出現する。 「クアァ――――――!」 角ばった頭部と羽を持つ怪獣、バランガスという名前だ。才人は怪獣の姿によって目を見開いた。 「怪獣を操ってるだと……!?」 ということは、ミョズニトニルンは宇宙人か? しかし、額にルーン文字が見える。あれは自分と 同じ、“虚無”の使い魔の印ではないか! ではあの女の主人は、宇宙人を使い魔にしたということ なのか? それとも女は人間で、アルビオンの時のように侵略者が裏で糸を引いているのか? まさか リシュではないのだから、虚無の担い手自身に怪獣を操る力はないだろう……。 何にせよ、今すべきことはルイズを救い出すことだ。才人はウルトラゼロアイを出そうとしたが…… 彼の側にタバサがひょっこりと現れる。 「タバサ!? どうしてこんなところに……いや、今はそれはいい!」 才人はバランガスから目を離さないまま、タバサに頼み込む。 「ルイズがあいつらに捕まっちまったんだ。それを助け出す! お前も力を貸してくれ!」 しかし……タバサからの返事が来る気配がない。 「タバサ……?」 さすがに訝しんで振り向いた瞬間――氷の矢が放たれた! 才人に向かって! 「なッ!?」 咄嗟に飛びすさって回避する才人。そんな彼を、タバサは杖を向けて強くにらみつける。 この殺気……今のが何かの間違いではないと、才人に知らしめた。タバサは、ミョズニトニルンの 側に立ち、才人を殺そうとしている! 「ど、どういうことだ!? タバサッ!」 気を動転させる才人が問いかけたが、タバサは何も答えようとはしなかった。 タバサに守られるミョズニトニルンは、さも楽しそうに言い放った。 「あんたの相手はわたしじゃあないけど、怪獣でもない。そのガリア王国が誇る北花壇騎士―― あんたたちの言うところのタバサだよ!」 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
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